全てをコントロールできると思わない

おはようございます!

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プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。

計画を立てるメリット

自分はいつも計画表を作って、その計画表に従ってタスクを実行していくことが大切ですよ、効率的ですよというお話をさせて頂いています。

計画ができれば8割は達成したも同然と言われたりもしますので、事前の準備段階がいかに大切かがお分かり頂けるかと思います。

計画表を作成するメリットは、頭が整理されるとともに、今後やるべきことが客観的に明確になることだと思います。

そして、一度やるべきことがまとまると、後はそれに従って愚直に行動すれば良くなるので、悩む時間がなくなるというメリットもあります。

計画時点は考え抜くことが大切

しかし、多くの方が実体験としてお持ちであると思いますか、計画を立てて、そこで終わりとはなかなかなりません。

やってみると、思い通りに物事が進まなかったり、他のステークホルダーと関係する部分で期待通りに成果が達成できなかったりという状況が発生してしまいます。

かと言って、計画を立てる意味がないのかというとそうではありません。

まずは計画立案時点の状況の中で、いかに想定できる範囲を押し広げ、予想して計画を立てられるかが重要になります。

逆に言えば、これをやり切っておくことが計画立案時の重点事項の一つになります。

こうすることで、日常で発生する些細な変化に対しては対処することが可能になりますし、必要に応じて計画を多少アジャストする程度で進めることができるでしょう。

更に言えば、やり切っておくメリットがもう一つあります。

この時点で必死に想定できるリスクを考えていると、後はもう実行するだけという境地に達します。

「人事を尽くして天命を待つ」では無いですが、やれることはやったので、あとは結構持つだけという心境に至るわけです。

なので、決めた物事を実行することに対して、集中して取り組むことができます。

中途半端な状況であれば、これをやって意味があるのかとか、やった結果として期待通り行かなかったらとか、そういった可能性を心配することもあります。

ところが、準備を完全にやり切った状態であれば、そんな気持ちにはなりません。

「果報は寝て待て」という気持ちになります。

計画通りに行かないつもりで行動する

そうは言っても、全てが期待通りにはなりません。

それは、冒頭でお伝えした通り状況が変わっていたりする可能性もあるからです。

しかし、ここはそういうものだと割り切って、一生懸命やった結果、発生した状況に対して正しく真正面から受け止めましょう。

そして、それに対してどうリアクションするかを改めてまた一生懸命考えることが重要です。

これを繰り返していくことで、ブレのない行動ができ、目標に向かって最短ルートで進んでいくことも可能だと思います。

計画通り行かないからといって諦めるのではなく、むしろ計画通りに行かないことを前提としつつもその時点、その時点でやることに集中して取り組む。

それから、結果を待つという姿勢でタスク実行に臨んで頂ければと思います。

一生懸命努力した先にしか望む結果は得られないと思います。

焦らず腐らず、淡々と実行して行きましょう。

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