クライアントのことを分かったつもりになっていないか?
こんにちは!
自分の可能性を信じるあなたの目標達成コーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
コーチングセッションにおいて、ついついやってしまいがちなのが、クライアントのことを分かったつもりになってしまうこと。
今日は自分自身への反省の念も込めて綴らせて頂きます。
分かったつもりにならない、というのはどういう事か?
自分ではクライアントの言葉そのままを表面上で捉えて、それをベースに話を先に進めたりしないことだと考えています。
例えば、日常の中で困っていることで解決したいというテーマをお話ししたいクライアントがいたとします。
分かった気になるというのは、この困ったことを表面的に捉えて、その困った事の解決策や回避策を探しに行く事になります。
早起きできなくて困っているんです、というクライアントにじゃあどうやったら早起きできますか?
前の晩に早く寝ますか?
目覚まし時計をセットしますか?
みたいな会話をしているのが表面上のやり取りです。
そうではなく、早起きできなくて何が困っているんですか?
早起きしてどうしたいんですか?
を問うと、いや、実は早起きして英語の勉強がしたいんですが、勉強できなくて困ってるんです…という話かも知れません。
だとすると、英語の勉強は早起きしてやるのがベストなのか?
他の時間を活用できないのか?
といった話ができます。
それでも早起きした方がいいなら、早起きの方法を一緒に考えればいいですし、他に英語の勉強をするタイミングを作れれば、それを採用すればいいのです。
このように表面的なやり取りでは、課題の本質に辿り着かず、本来得たい解決策も得られずじまいになりがちですので気をつけないといけません。