コーチは再現性を重視する
こんにちは!
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時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
コーチは何を提供してくれる?
まだまだコーチングと言うものが一般的に馴染みがないこともあり、体験セッションにおいて「コーチは何もしてくれないじゃないか?」と感じる方もいらっしゃるようです。
すなわち、何も解決策を提示してくれないというのが、クライアントの不満という話です。
老子の教え
老子の言葉に、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。」というものがあります。
有名な言葉なので聞いたこともある方も多いと思います。(訳し方は色々あるようですが)
ここで言っているのは、次のようなことです。
空腹の人に魚を与える事は、もらった側からすると簡単に手に入り、その時は有り難いことではありますが、そこには再現性がありません。
すなわち、次にまた空腹になった時に、改めて誰かから魚を与えてもらわないと、飢えをしのぐことができません。
しかし、魚の釣り方を教えてもらっていれば、次に空腹になった時にも、自力で魚を獲得することが可能になります。
結果、長期的に考えれば、魚を与えられるより、釣り方を教わった方が、その人のためになるという話です。
コーチングは魚の釣り方を教える
コーチングもこれと全く同じと考えられます。
クライアントに解を与えるコンサル型のコーチングも考え方としては有りだと思います。
しかし、ここでポイントになるのはクライアントの再現性と言う考え方です。
すなわち、コーチングセッションを終えた後でクライアント自身が再び同様の課題を抱えたときに自身で考え、解決策を導き出せるかという点がポイントになります。
コーチングにおいては、クライアントが自分自身で課題に向き合い、自らの思考を深め、解決策に導くように考えを巡らせて頂きます。
当然、一回で正解に辿り着かないかもしれませんが、プロセスを辿れば、何度でもコーチングセッションと同様の思考を再現できるということです。
これはある意味、魚を与えるのではなく、釣り方を教えていると言えます。
コーチが何もしてくれないという話は、この例えから正しくないことが理解頂けると思います。
コーチは、クライアントに関わることで一緒に釣り方を見つけているということです。
やはり、ここで重視しているのは、クライアント自身で再現できるということなのです。
このような観点で、コーチの価値を理解して頂ければ幸いです。
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