レッドブルはガスリーの将来を考えて契約解除?
こんにちは!
プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。
今年からアルピーヌのドライバーとなり活躍が期待されるピエール・ガスリー。
昨年のセバスチャン・ベッテルの引退からのドミノ倒しで手に入れた初のワークスチームのシートです。
しかし、本来であれは、ベッテル引退で空いたシートにフェルナンド・アロンソが収まって空席になったアルピーヌのシートであっても、ガスリーが獲得するのは難しい話でした。
それは、ガスリーが2023年末までレッドブルとの契約を持っていたからです。
それでもガスリーが動けたのはレッドブルが契約を解除(正確にはアルピーヌが買い取ったのだと思いますが)したからです。
当初は契約解除を渋っていたレッドブルでしたが、最終的にガスリーを手放した理由は、アルファタウリのチーム代表フランツ・トストによると彼のF1での将来を考えたためということです。
契約通りガスリーがアルファタウリで2023年末まで走ったとすると、彼が他チームのシートを求めるのは2024年シーズンからになります。
しかし、そうなると今のマーケットを見渡すと、めぼしい上位チームのシートはすでに埋まっており、ガスリーはF1から締め出される可能性があると判断したからのようです。
そのため、1年前倒しでワークスチームのシートが獲得できるように取り計らったという話です。
そもそも、ガスリーはいくらアルファタウリで結果を残しても、レッドブルへの昇格の道は事実上断たれていたため、ある意味飼い殺しのようになっていました。
その状況を打破できたのは本当に良かったというのが個人的な感想です。
ちなみにフランス人のガスリーは、ルノーへの移籍の噂が以前からあったので(その都度レッドブルとの契約の話が挙がっていましたが)、その時に移れればもっと良かったと思うのは自分だけでしょうか。
何にせよ、彼の今シーズンの活躍に期待します。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!