計画を立てる際にはゆとりをもって
おはようございます!
おはようございます!
プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。
計画を立てるときに何か工夫をしていますか?
物事を実行する際に、計画を立てて行動されている方も多いと思います。
この計画を立てる時に何か工夫をされていますか?
それは、どのような工夫でしょうか?
多くの場合、計画を立ててもその通りに進めることは難しいものです。
このため、PDCAサイクル を繰り返しながら、計画をアップデートしつつ進めて行くというのが常套手段になります。
しかし、いくらPDCAを繰り返すと言っても、日々発生するいろいろな事象に対して、いちいち計画を立て直していては実行が進みません。
実行しているのか、計画を立てているのか分からない状態になってしまいます…
実際にそんな人いませんか?
いつも計画の見直しばっかりやっていて、一向に成果が出ないような人が。
ゆとりを取り入れる習慣を
なので、多少の変更が入っても大丈夫なようにあらかじめ工夫しておく必要があります。
それがバッファになります。
計画を立てる際に、あらかじめこのバッファを織り込んでおくのが重要なポイントです。
多くの場合、ベストに近い進捗を想定するが故に、タスクの実行期間をギチギチに詰め込んで設定しまい、全く余裕がない計画を立てる方がいらっしゃいます。
しかし、先にお伝えした通り、物事はそんなに簡単に進みません。
プロジェクトが計画通りに進むことの方が少ないのではないでしょうか?
そのような状況下において、理想の姿で進む前提で考えた計画はある意味絵に描いた餅にしか過ぎないということです。
そこで、あらかじめバッファを組み込んでおくといった工夫が必要だという話になります。
バッファでリスクヘッジ
そうしておくと、何か問題が発生した場合、単純に時間が解決するのであれば、そのバッファを削ることで問題解決を図ることが可能です。
あるいは、何らかの対策が必要で、それを加えてリカバリーすると言ったような課題が発生した場合も、このバッファの期間をうまく使って対処することが可能になります。
そのようなことを前提にしてバッファを組み込んでおくと、日々の小さなトラブルに対しては概ね対処可能ではないでしょうか?
ただ、このバッファをどれくらい確保しておくかも重要になります。
あまりにも多くの時間をバッファに充てても、不必要に目標達成までの時間が掛かるばかりで、一向に進捗しないもの。
ちなみに、あくまで参考ですが、自分の経験からの肌感覚としては、大体見積もりの2割くらいのバッファを見込んでおくのが良いかと思っています。
しかも、全てのタスクに2割のバッファを設定すると大変なことになってしまうので、リスクが高そうだとか、遅れるとインパクトが大きそうといったタスクに絞るのがお勧めです。
このようなアイテムに重点的にバッファを設定し、ある程度予測可能なものはそこまでやらなくても良いと思います。
そんな工夫をすることで、全体の期間を無駄に伸ばすことなく、リスク対策も想定した計画が立てられると思います。
ぜひ、一つの観点として検討して頂ければと思います。
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