限界を知るための「テスト走行」のススメ
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
プロジェクトの佳境で忙しくされている方、目標に向かってコツコツと積み上げている方、あるいは少し体調を崩されている方、いろんな方がいらっしゃると思いますが、本日は少し時代錯誤と思われるかもしれない「苦労」と「限界」について自分の経験を交えてお伝えさせて頂ければと思います。
テーマは「自分のリミッターを正しく把握する」です。
昔はよく「若い時の苦労は買ってでもしろ」と言われたものです。
最近では働き方改革やコンプライアンスの観点から、あまり大きな声では聞かなくなった言葉かもしれません。
無理を強いられることはあってはならないですし、健康を害するような働き方は言語道断です。
でも個人的には、若いかどうかに関わらず、自分としての器を広げ、限界を突破するためには、ある時期に意識的に負荷を掛けておくことは非常に意味があると考えています。
最近、自分は以前も触れている通り仕事量が急増しており、睡眠時間を削る日もあります。
しかし、正直に言えば、昔経験したあの時期に比べれば、今の状況は「忙しい」のうちに入らないとさえ感じてしまいます。
ちょっとだけ過去の話を紹介させて下さい。
かつて自分が推進していた、あるプロジェクトでのことです。
デスマーチという言葉が生ぬるく感じるほど、壮絶な1か月間がありました。
その期間は土日も含めて毎日、朝7時半には出社していました。
そして平日は日付が変わるどころか深夜に帰宅し、平均睡眠時間が1.5時間という生活を続けていました。
土日はさすがに身体が持たないので「休みたい」という一心で、それでも18時頃までは働いて帰宅するという日々。
まさに、あの「24時間戦えますか?」のような状況でした。
今ではこんな働き方は許されないでしょうし、誰かに真似をして欲しいとも微塵も思いません。
推奨もしません。
ただ、確実に言えることが一つだけあります。
それは、自分の精神的な耐性と仕事への基準値は、あの1か月間で確実に増したということです。
追い込まれた精神状態の中で、睡眠時間を極限まで削り、それでも結果を出すために持てる力のすべてを投入し続けた経験。
そして、最終的に逃げずにやり切ったという事実。
これが今の自分の揺るぎない自信につながっています。
「自分はここまでやれるんだ」
「あの修羅場を乗り越えたんだから、これくらいのトラブルはどうってことない」
自分のアイデンティティとして、どんなに追い込まれても最後はしっかりやり抜く責任感が持てているという、強烈な自己確認になっています。
何より、口先だけでなく泥臭く最前線で達成を勝ち取る行動で示すリーダーとして、今のクライアントへの寄り添い方にも説得力が増していると感じます。
「大変ですよね、分かります」という言葉の重みが違うのです。
底を知っているからこそ、本当の意味で相手の辛さに共感できる。
今となっては、あそこまでの無理はしたくありません。
しかし、過去に一度でもその「極限」を体験しておいたおかげで、今の忙しさに対しても「あれに比べればまだまだ80%だ」とか「あと一歩踏ん張れる」と冷静に自分をコントロールできる気がします。
これは、自分の大好きなF1の世界に例えると分かりやすいかもしれません。
自分のリミッター(限界値)は、実際にそこまで踏み込んで確認しておかないと、実際はどこまで使えるか分からないのです。
優れたF1ドライバーは、フリー走行(練習走行)で何度かコースアウトをしたり、タイヤをロックさせたりして限界を探ります。
しかし、本番の予選や決勝では、まずはみ出しません。
それはなぜか。
練習でマシンのグリップ限界やコースの特性を身体で確認しているので、「ここまでなら攻めても大丈夫」「これ以上行くとはみ出す」というリミッターを正確に把握できているからです。
もしこの「限界確認(テスト走行)」をしていなかったらどうなるでしょうか。
二つのパターンしかありません。
一つは、ビビって安全マージンを取り過ぎてしまい、勝負に勝てない(実力を出し切れない)。
もう一つは、自分の限界を知らないまま本番で無謀な突っ込みをして、コースアウトしてリタイアする。
どちらにしても、プロとしては失格です。
われわれビジネスパーソンも同じだと思います。
自分はどこまでなら攻められるのか。
どこまでなら耐えられるのか。
それを把握しておくのは、長く走り続ける上でとても大切なことです。
もちろん、F1ドライバーと違って、いつもリミッター限界まで攻める必要はありません。
普段は安全運転でいいのです。
しかし、目標達成の過程において、ここぞという勝負所や、どうしても踏ん張りが求められるシーンが必ずあります。
そこで折れずに踏ん張れるか否かは、このリミッターを適切に把握して、自分をどこまで追い込むかをコントロールできているかどうかにかかっています。
自分の能力の「上限」を知らない人は、未知の領域に対する恐怖心から、本当はもっとできるのに手前でブレーキを踏んでしまいます。
あるいは逆に、無知ゆえにアクセルを踏みすぎて壊れてしまいます。
かつての自分が経験したような無茶な働き方は、ある意味で人生における「テスト走行」だったのだと思います。
一度コースアウトしかけましたが(笑)、そこで限界値を知ったからこそ、今は「無理はしても無茶はしない」という絶妙なライン取りができるようになりました。
みなさんも、もし今が辛い状況だとしても、それは自分のスペックを確認するための貴重なテスト期間だと捉えてみてはいかがでしょうか。
「自分は意外とタフだな」
「ここまではいけるけど、これ以上は睡眠が必要だな」
そうやって自分の取扱説明書を更新していく。
自分をコントロールする作戦を適切に行えるように、自分の能力を正しく把握しておくこと。
それが、将来の大きなレースで完走し、勝利するためのカギになります。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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