行動の「価値」は、その「振り返り」で決まる

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

自分の座右の銘に「天才は有限、努力は無限」という言葉があります。

これは、かつてS&B食品でマラソンを戦われていた、瀬古利彦さんが大切にされていた言葉です。(瀬古さんといえば、最近では正月の風物詩、箱根駅伝の解説でお目にかかりますね。)

これは自分の中学校時代に出会った言葉なんですが、当時、陸上競技をやっていた自分にとって、瀬古さんは、世界のトップランナーであり、憧れの選手でした。

その瀬古さんが大切にされている言葉ということもあり、自分が日々練習に打ち込む中で、この言葉に背中を押されて努力したものでした。

それ以来、自分の中でも大切な言葉となり、やがて座右の銘として位置づけるようになったのです。

前置きが長くなりました。

ただ、ここで考えないといけないのは「努力は無限にできるかもしれないが、そのやり方は考えないといけない」ということです。

今日は、この「努力は無限」という部分に対して、多くの人が陥りがちな「罠」と、その「本当の意味」について、自分が考えていることを共有させて頂ければと思います。

そもそも「天才は有限、努力は無限」という言葉。

自分の解釈は以下の通りです。

天才として持って生まれた才能は、もうその時点で決まったものであり、いくら有能であっても、その才能にあぐらをかいていれば、それ以上は伸びない。

一方で「努力」すなわち、行動することによって、自らの能力を高める可能性は無限であり、その限界は自分で決められる、ということ。

ある意味、ウサギとカメの寓話のように、地道な努力が才能を追い越す可能性を示唆しています。

しかし、ここで、一つの重要な問いと、向き合わなければなりません。

それは「闇雲に行動すること」が、果たして、ここで言う「努力」なのだろうか、ということです。

行動すること、それ自体は素晴らしいことです。

しかし、ただ闇雲に行動してはいけません。

その行動に対して、得られた結果を確認し「フィードバックをかける」という行為がセットになって初めて、その行動は「価値ある努力」へと昇華するのです。

いわゆる、PDCAサイクルを回す、ということです。

考えてみて下さい。

もし、あなたが、その場で、ただ、ぐるぐると全力で回り続けていたとしたら。

あなたは、確かに疲労困憊になるまで「行動」はしています。

しかし、結果として、あなたの体はその場から一歩も動いていません。

成果としては何も変わっていない、ということになります。

このように、行動したことに対して、自分がどのような成果を出しているのか、その「結果」を確認するのは非常に大切です。

同じ場所にいるのであれば、まだマシです。

最も恐れるべきは、先日のブログでもお伝えした通り、ゴールとは逆方向、すなわち「後ろ向きに、全力で走っている」という状況に、あなた自身が気づかないことです。

行動した、という「事実」だけで満足すると、このような悲劇的な状況を発生させる可能性もあります。

そのことを、肝に銘じて頂ければと思います。

行動は、必ずフィードバックとセットで考える。

これを、あなたの目標達成の大前提として下さい。

【あなたの「行動」を「価値ある努力」に変えるフィードバックの技術】

では、どうすれば、そのフィードバックの「質」を高めることができるのでしょうか。

1. まずは、自分自身で内省する

・「何を行って、どういう成果が得られたか」

・「狙っていた成果と、得られた成果の間に、どんなギャップがあったか」

・「そのギャップは、なぜ、生まれたのか」

・この、自らへの冷静な問い掛けが、全てのスタートです。

2. そして、可能であれば「第三者の視点」を入れる

・このフィードバックですが、案外、自分一人だと、気づかないことも多いものです。

・なぜなら、私たちは、皆、自分自身の「思い込み」や「思考の癖」という、フィルターを通してしか、現実を見ることができないからです。

・可能であれば、あなたが内省した結果を、信頼できる第三者に説明し、その方からフィードバックを頂く、というのも非常に有効です。

・自分では当たり前と思っていたことに対して、根本的な質問をされたり。

・自分では全く気づけなかった新しい観点での指摘を頂いたり。

・そうすることで、あなたの「振り返り」に対して、自分一人では決して達成できない「広がり」と「深さ」を持たせることが可能になります。

毎回、第三者の力を借りて行うというのは、難しいかもしれません。

しかし、定期的に他者の力を借りて、自らのフィードバックの質を高める、ということも、ぜひ、あなたの行動計画の中に組み込んでみて頂ければと思います。

行動すること、それ自体は素晴らしい。

しかし、フィードバックのない行動は、その価値が半減してしまう。

どうか、あなたの価値ある行動を、自己満足の堂々巡りで終わらせないで下さい。

行動し、振り返り、そして、次の一歩を改善する。

その地道なサイクルを回し続けることが、あなたを本物の「努力の天才」へと変えてくれます。

今日も一緒にやり抜きましょう!

■お知らせ

やりたいことが始められない、進まない、あなたの現状を確認して、次の一歩を提案します。
夢に向かってリブートする機会にご活用下さい。
【無料】60分棚上げプロジェクト現状分析セッション

本ブログをメルマガにて配信中!
ご登録頂くと毎日自動配信されます。
●毎日インストールする「やり抜く力」の実践論
https://www.mag2.com/m/0001694890.html?reg=mm_promo


Amazon Kindleで電子書籍を提供しています。
Unlimited契約の方は無料でお読み頂けます。

●目標達成大全

●人生で大切なことはすべてフォーミュラ1が教えてくれた

●一歩踏み出せなかったあなたが夢を実現する27のアイデア

コメントを残す