立場が人を作り、行動を変える

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治（しゅんじ）です。

今日は、自分自身の独立起業という経験を通して、痛いほど感じていることを共有させて頂ければと思います。

それは「どうせ挑戦するなら、さっさと挑戦したほうがいい」という、シンプルでありながら奥深い真実です。

かつて会社員をしながら、なかなか行動できなかった自分が、今これをお伝えしても説得力がないかもしれません。

しかし、行動できなかったからこそ、今、あなたの行動のヒントになるのではないかと思っています。

さて、自分が会社員だった頃のことです。

マネジメント職に昇格する方には、大きく分けて二つのパターンがあったように思います。

一つは、すでにバリバリ仕事をこなしていて、事実上、そのマネジメント職で求められる役割をすでに体現している人。

もう一つは、まだ実力は追いついていないかもしれませんが、将来的な「伸び代」を期待して、早々にポジションを与えてその環境で育ててしまおう、という抜擢人事の対象となる方。

別に、ここでは、どちらがどうだという話をしたい訳ではありません。

今日、お話ししたいのは後者に関してです。

「伸び代」への期待から、ポジションを与えられる人。

彼らは、意外と周囲の不安をよそに、思っていた以上にその役割をきっちりとこなせるようになるケースが多いのではないでしょうか。（もちろん、たまにそうじゃない人もいますが…）

抜擢されたその人自身の元々の実力があるのは、もちろんでしょう。

しかし、自分は、それ以上に「その役割を期待されるが故に、本人が変わった」という側面が、非常に大きいと考えています。

立場が変われば、入手できる情報が変わります。

入手できる情報が変わることで、視座が変わる。

視座が変わることで、考え方が変わる。

考え方が変わったことで、行動が変わる。

そして、行動が変わったことで、成果が変わる。

この好循環が、その人をその立場にふさわしい人物へと、急速に成長させていくのです。

このことは、自分自身の会社員時代と、起業してからの「今」を比べると、痛いほど実感できます。

考え方や、モノの見方が、180度変わったと感じています。

例えば、打合せ一つとってもそうです。

60分の打合せを設定して実施する場合。

会社員だった頃の自分は、もちろん、時間効率の観点では考えていました。

しかし、極端な話、その60分は会社から給与として保証されている時間です。

業務調整さえできれば、ある意味、コスト意識は希薄だったかもしれません。（自分だけかもしれませんが…）

しかし、自分でビジネスをするようになってからは違います。

60分の会議設定は、イコール「相手の貴重な時間を奪うこと」であり、同時に「自分の貴重なリソースを投下すること」です。

その60分があれば、クライアントのための別の作業ができたかもしれない。

その60分が、そのまま自分の売上に直結している。

そのコスト意識が、会社員時代とは、比較にならないほど、自分の身に染みついています。

会社員時代も、もちろん考えていた要素ではあります。

しかし、その「本気度」と言いますか、切実さが、全く異なるのです。

今では、コストとリターンを鑑み、この打合せは、本当にそれだけの時間を投下する「価値」があるのか、という観点で、厳しく判断するようになりました。

おそらくこの変化は、自分が会社員を続けていたら、決して訪れなかったものです。

どんなに起業セミナーに通っても、どんなに経営書を読み漁っても、この肌感覚は得られなかったでしょう。

今の「自立が求められる立場」に自ら身を置いたからこそ、初めて考え、行動できるようになったのです。

【あなたが「まだ準備ができていない」本当の理由】

ここで、あなたにお伝えしたい最も重要なこと。

それは「その立場にならないと、決して見えないものが存在する」ということです。

多くの人は「準備が完璧にできたら挑戦しよう」と考えます。

しかし、残念ながら、その「完璧な準備」は、今の場所にいる限り、永遠に訪れません。

なぜなら、次のステージで、本当に必要な「視座」や「感覚」は、次のステージに立たない限り、手に入らないからです。

どうせ、いつか挑戦するのであれば、一日でも早く、そのステージに挑戦し、そこから見える新しい景色を見て、自らの行動変容を促した方が、よほど合理的ではないでしょうか。

一日でも早く、自分の知らない世界を体感する。

そのために、早めの一歩を踏み出すこと。

それが、あなたの成長を最も加速させる方法だと考えています。

ただ、この際、いつもお伝えしているように、いきなり、三段跳びの選手のように、大きな一歩を繰り出す必要はありません。

まずはベイビーステップで、小さな、小さな歩みを、今日から始めて頂ければと思います。

そのささやかな一歩が、あなたの視座を変え、未来を大きく変えていくのですから。

今日も一緒にやり抜きましょう！

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