目標達成の余白を生み出す。勇気を持って「やらないこと」を決めるアプローチ

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、私たちが新しい目標に向かって進む際に、無意識のうちに陥ってしまうリソース不足の罠と、その抜け出し方についてお伝えさせて下さい。

テーマは、目標達成に不可欠な時間とエネルギーを生み出す「やらないことリスト」の作り方です。

日々、私たちは、新しい活動の立ち上げや、セミナー登壇に向けた準備など、常に前進するために新しいタスクをカレンダーに書き込んでいます。

前向きに挑戦を続け、自分の活動の幅を広げていくことは大変素晴らしいことです。

しかし、ここで一つ、大きな問題に直面します。

それは、当たり前のことですが、時間というリソースは、誰であっても一日24時間で完全に固定されているという事実です。

多くの方は、何か新しい目標を達成しようとする時、手帳やタスク管理ツールに「新しくやるべきこと(ToDo)」をどんどん書き足していきます。

しかし、新しいタスクを追加したからといって、それを消化するための1日が25時間や26時間になるわけではありません。

結果として何が起きるかというと、睡眠時間を削ったり、本来必要な休息の時間を削ったりして、無理やり新しいタスクを日常の隙間に詰め込むことになります。

以前お伝えした自分の睡眠不足の話のように、気合いや根性だけで時間を捻出しようとするアプローチは、長期的には必ずどこかで破綻します。

日常の業務や生活のタスクですでに満杯になっている器に、さらに新しい水(タスク)を注ぎ込めば、当然あふれてしまいます。

新しいことを始めるのであれば、器から古い水を捨てる作業が必要になります。

そこで必要になるのが、本日お伝えする「やらないことリスト」です。

これは、単なるサボりや怠慢を正当化するためのものではありません。

自分の最も大切な目標にリソースを集中投資するために、あえて手放すものを決めるという、非常に戦略的で主体的な決断です。

自分は過去20年以上にわたりプロジェクトマネジメントの領域に携わってきましたが、プロジェクトが立ち行かなくなる典型的なパターンの一つが「スコープ(範囲)の膨張」です。

あれもこれもやった方が良いという意見をすべて受け入れ、やるべきことを足し算ばかりしていくと、必ずどこかでリソースが枯渇して全体のスケジュールが遅延します。

優れた計画というのは、何をやるかと同じくらい、あるいはそれ以上に「今回は何をやらないか」が明確に定義されています。

やらないことを決めることで初めて、本当に重要な部分に予算や時間を集中させることができるからです。

これは個人の目標達成というプロジェクトにおいても、全く同じことが言えます。

では、具体的に何をやらないこととしてリストアップし、日々の生活から削ぎ落としていけば良いのでしょうか。

基準は大きく分けて三つあると考えています。

一つ目は、惰性で続けているが本来の目的を見失っている習慣です。

例えば、情報収集という名目で目的なくSNSを眺める時間や、意識せず参加しているけれど何も生み出さない定例の集まりなどです。

以前、手段の目的化についてお伝えしましたが、まさに「やること自体」が目的になってしまっている行動は、真っ先に手放す対象になります。

本当にその時間が必要なのか、一度立ち止まって客観的に評価してみて下さい。

二つ目は、自分以外の誰かでもできる、あるいは他の仕組みで代替できる作業です。

真面目で責任感の強い方ほど、すべての作業を自分一人で抱え込んで、最初から最後まで完璧にこなそうとしてしまいます。

しかし、お金を払って外部の専門家に依頼したり、便利なツールを導入して自動化したりすることで手放せるタスクは、勇気を持って自分の手から離す必要があります。

自分が直接手を動かさなくても目標が前に進む仕組みを作ること、つまり他者の力を正しく借りることも、目標達成のための極めて重要な行動です。

三つ目は、自分のコントロールが及ばないことに悩む時間です。

これは物理的な行動ではありませんが、エネルギーの浪費という観点では最も見直すべきポイントです。

他人の評価を気にしたり、起きてしまった過去の失敗をいつまでも引きずって自己嫌悪に陥ったりする時間は、いくら費やしても現実は前に進みません。

こうした精神的なエネルギーを浪費する思考の癖も、「やらないこと」として明確に認識し、意識的にストップをかける必要があります。

やらないことを決める、つまり何かを捨てるという行為には、実は新しいことを始める以上の痛みを伴います。

これまで続けてきたことをやめることへの罪悪感や、誰かから悪く思われるのではないかという恐怖、あるいは自分が暇になってしまうことへの得体の知れない不安が顔を出すからです。

忙しくしていることで得られる安心感は、人間にとって非常に心地の良いものです。

しかし、すべてを中途半端に抱え込んだままでは、本当に成し遂げたい大きな目標には永遠にたどり着けません。

何かを得るためには、まず両手を空ける必要があります。

何かをやらないと決断することは、あなたの人生において本当に重要な目標を「選ぶ」という力強い宣言に他なりません。

ぜひ、今週末の15分でも構いませんので、静かな時間を確保してご自身のカレンダーや日々の行動履歴を振り返ってみて下さい。

そして、今の自分にとって本当はもう必要のない行動を三つだけ選び出し、「やらないことリスト」として紙に書き出してみて下さい。

その手放した余白の時間にこそ、あなたの目標を確実に前に進めるための、質の高い新しい行動が入り込んできます。

無駄なものを削ぎ落とし、本当に大切なことだけにエネルギーを注ぐ。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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