目標達成の「最初のピース」を見つける方法 ~努力の順番を、間違えていませんか?~
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
自分事で恐縮ですが、自分にはもう何年も、朝5時に起きるという習慣があります。
以前は4時起きに挑戦したこともありましたが、結局この5時起きが、自分の生活に、そして心と身体に、最もフィットする形として定着しました。
この習慣が生まれたのは、平日はほぼ毎日が出張というホテル暮らしが続き、仕事で帰りが遅くなるのが当たり前だった頃です。そんな中でも、自分にとって不可欠な「走る時間」を確保し、生活のリズムを創り出すための、必然的な工夫でした。
毎朝5時に起き、5時半から走り始め、約60分後、心地よい疲労感と共にホテルで朝食を摂る。
この朝のルーティーンが、自分のパフォーマンスを支える土台となっているのです。
さて、前置きが長くなりました。
このように早起きを習慣にしていると、本当に多くの方から、同じ質問を頂きます。
「どうすれば、そんなに朝早く起きられるのですか?」と。
これに対する、ある意味での真実は、非常にシンプルです。
それは「決める」こと。
早起きすると決めて、実行する。ただ、それだけです。
なんですが、それではあまりにも不親切ですよね。
実は、そこにはもう少し、思考の「工夫の余地」があります。そして、この工夫こそが、早起きに限らず、あらゆる目標達成のヒントになるのです。
多くの人が早起きに失敗する時、決まってこう言います。
「早く起きようと思っても、夜、早く眠れないんです」と。
一見、これは非常に論理的です。早く眠れないのだから、早く起きられない。当然ですよね。
しかし、ここに、私たちが陥りがちな、巧妙な「思考の罠」が隠されています。
目標達成とは、壮大なパズルを完成させるようなものです。
そして、多くの人は「夜、早く眠る」というピースこそが、このパズルを解くための、最初の「角のピース」だと思い込んでしまっているのです。
しかし、もし、それが、角によく似た、ただの「辺のピース」だとしたら。
そして、あなたがずっと見過ごしてきた、全く別の場所に、本当の「最初のピース」が隠されているとしたら、どうでしょう。
私たちは「早寝早起き」という、美しい言葉の響きに、知らず知らずのうちに思考を縛られています。
この言葉の順番が、私たちに「まず、早く寝なければならない」という、誤ったミッションを与えてしまうのです。
早起きを習慣化するための、本当の「最初のピース」。
それは「早起き早寝」という、ただ、順番を入れ替えただけの、しかし決定的に重要なアプローチです。
まずは、何が何でも、決めた時刻に起きる。
アラームが鳴ったら、1秒の躊躇もなく、身体を起こす。
最初の数日は、眠気で頭が働かないかもしれません。
しかし、その日の夜、何が起こるでしょうか。
あなたの身体は、日中の活動で消耗し、ごく自然に、抗いがたいほどの「眠気」という名のピースを、あなたの手にそっと渡してくれるはずです。
あなたは、ただ、そのピースを、パズルの然るべき場所にはめ込むだけでいい。
無理やり眠ろうとしなくても、あなたの身体が、自然と「早寝」という状態を創り出してくれるのです。
どうでしょうか。
「夜、早く眠れない」という、一見、厄介に見えた問題が、単に「取り組むべきピースの順番」を間違えていただけの、シンプルな課題に過ぎなかったことに、お気づきいただけたでしょうか。
このように、ちょっとしたコツでも、誰かに教えてもらわないと、なかなか気づけないことは、世の中に、数多く存在します。
そして、一度聞いてしまえば「なんだ、そんなことか」と、驚くほど簡単に実行できてしまうことも、また事実です。
これは、早起き以外の、あなたの目標達成においても、全く同じです。
あなたが今、必死で解こうとしている難解なパズルの、本当の「最初のピース」は、もしかしたら、あなたの全く見ていない場所に、ひっそりと置かれているのかもしれません。
一人で悩まず、周囲の仲間や、自分のような専門家の視点を借りてみてください。
他人の目には、あなたが気づいていない、全ての連鎖の起点となる、決定的な一手が見えていることも、決して少なくないのですから。
さあ、あなたの目標達成の鍵を握る、最初のピースを、見つけに行きましょう。
今日も一緒に、やり抜きましょう!
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