目の前の「壁」を「扉」に変える思考法のヒント

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

目標に向かう道のりで、予期せぬトラブルや、突然の停滞に見舞われた時、あなたは、その出来事を、どう受け止めるでしょうか。

自分事ではありますが、先日インプラントの手術を受け、今まさに、そんな状況の只中にいます。

術後の痛みと腫れ。そして、医師からは一週間のランニング禁止という、走ることで心身のバランスを保つ自分にとっては、あまりにも厳しい「ドクターストップ」。

心身ともに、重く沈みがちな毎日です。

しかし、自分は、こんな時こそ、常に意識して使うようにしている、一つの「思考の道具」があります。

それは、「起きていることは、すべて正しい」という、逆境を力に変えるための、魔法の言葉です。

この言葉、もともとは経済評論家の勝間和代さんの著書のタイトルです。(すみません、内容は覚えていません…)

これを自分は思考の道具として活用している訳です。

これは、決して、無理やりなポジティブシンキングや、精神論ではありません。

目の前で起きている、一見ネガティブに見える出来事の「意味」を、自らの意志で、未来の成功に繋がる「ポジティブな意味」へと「再定義」する、極めて戦略的な技術なのです。

F1レースで、トップを快走していたマシンに、突然の雨が降りかかってきた状況を想像してみてください。

多くのチームは、天を仰ぎ、不運を嘆くでしょう。「なぜ、このタイミングで…」と。

しかし、超一流の戦略家は、一瞬たりとも、嘆きに時間を使うことはありません。

彼らは、この「雨」という出来事を、嘆くべき「障害」ではなく、レースの序列を覆すための「絶好のチャンス」と捉えるのです。

「この雨を、どう利用すれば、ライバルに差をつけることができるか?」

彼らの頭の中は、瞬時に、その一点に集中します。

私たちの人生も、全く同じです。

目の前で起きている事実は、一つ。しかし、その「考え方」は、常に二つあります。

ネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるか。

そして、そのどちらを選ぶかの権利は、常に、私たち自身の手の中にあるのです。

この思考法は、講演家の福島正伸さんの「チャンス!」という言葉(何か良くないことが起こった時に、これは何のチャンスだ?と捉える考え方)や、作家の和田裕美さんが提唱される「陽転思考」にも通じる、成功者たちの共通言語と言えるかもしれません。

では、今回の自分の例で、この「再定義」をしてみましょう。

・「走れない」という壁

 →最近溜まっていた疲労を抜き、身体を完全に回復させるための「戦略的休養期間」というチャンスが手に入った。

・「行動が制限される」という壁

 →これまで後回しにしていた勉強や、じっくりと腰を据えた事業計画の見直しに集中できる「最高の知的投資の時間」というチャンスが手に入った。

・「術後の痛みを経験した」という壁

 →これまで理解できなかった、身体的な痛みを抱えながらも、目標に挑戦するクライアントの心に、より深く寄り添える「共感力を手に入れるチャンス」を得た。

どうでしょうか。

「走れなくて辛い」というネガティブな事実が、「未来への飛躍に向けた、最高の準備期間」という、希望に満ちた物語へと、姿を変えたとは思いませんか。

もし今、あなたが、思い通りに進まない現実に、心を痛めているのなら。

どうか、一度、その出来事を、少しだけ離れた場所から、眺めてみてください。

そして、自分自身に、こう問いかけるのです。

「この出来事が、未来の自分への『最高の贈り物』だとしたら、その中には、一体どんな意味が隠されているのだろう?」

その問いが、あなたの目の前にある、分厚く、冷たい「壁」を、まだ見ぬ未来へと続く、暖かく、光に満ちた「扉」へと変えてくれるはずです。

あなたに起きることは、すべて、あなたを成長させるための、最高のチャンスなのですから。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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