極限状態で気づいた本質への回帰

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

昨日、自分は地元で開催された勝田全国マラソンを走ってきました。

今日は、この42.195kmという旅路の中で、自分が自らの内面と語り合い、そして辿り着いたある境地についてお伝えさせて下さい。

それは、走ることだけでなく、ビジネス、そして人生そのものに通じる重要な気づきでした。

昨日の勝田は、ランナーにとってはかなりタフなコンディションでした。

いつも以上の寒さに加えて、強い風に苦しめられました。

スタート開始直後、走り出した直後から、自分は身体に違和感を感じていました。

「なんかいつものような感じで走れていない…」

寒さで体が動かなかったのか、全くペースが上がりません。

周りのランナーたちが勢いよく飛び出していく中、自分はどんどん抜かれてちょっと焦りを感じていました。

普段ならここでペースを上げようとするところですが、昨日は自分に言い聞かせました。

「今はまだ、身体が温まるのを待とう」

無理に上げれば、後半で必ず足が止まる。

そう判断し、はやる気持ちを抑えて、じっと我慢の走りを続けました。

5kmを過ぎたあたりでしょうか。

ようやく身体が温まってきて、走りやすくなった感覚がありました。

「ここからちょっと上げてみよう」

そう思って、多少ペースアップを図りましたが、感覚的にはペースアップしているつもりでも、ラップタイムを見ると、思うように数字が上がっていきません。

向かい風の影響もあったでしょうが、それ以上に、自分のコンディションがあまり良くないことを悟らざるを得ませんでした。

そこから中盤にかけては、できる範囲で足を引き上げつつ、でも淡々と走り続ける精神的な修行のような時間が続きました。

ペースが上がらないため、周囲のランナーには抜かれ、離されていきます。

周囲の人と比べることで焦りの感情が、頭をもたげます。

自分に対して残念な感情を抱きながら、淡々と足を運び続けました。

そして迎えた30km地点。

ここからがマラソンで一番苦しいと言われるゾーンです。

ここで時計を確認した時、残念な事実に気づきました。

今のペースのままでは、昨年のタイムを下回ることは確実でした。

ここでまた、心にダメージを加えられました。

それでも、「せめて大崩れはしたくない」「何とか粘ろう」と、可能な限りペースを維持できるよう何とか粘り続けました。

最後に残り5kmを切った頃です。

もうここまでくると自分の体も疲れや痛みもあり、余計なことを考える余裕すらなくなっていました。

すると、それまで気になっていた周りのランナーのことが、どうでもよくなりました。

そして、あれほど気にしていたタイム(結果)のことさえ、頭から消え去りました。

残ったのは、今、自分にできる精一杯の走りをフィニッシュまで続けること。

この極めて単純で、純粋な思いだけでした。

「今の自分に残された力で、ベストを尽くすこと」

ただそれだけに、意識がフォーカスされるようになったのです。

風が強かろうが、タイムが悪かろうが、そんなことは関係ない。

今、この瞬間に、自分がコントロールできる最大限のパフォーマンスを発揮すること。

それ以外のことは、自分の手から離れていきました。

ゴールゲートをくぐった時、タイムは決して満足のいくものではありませんでした。

しかし、自分の中には、やれるだけはやったから、素直に結果を受け入れるしかないという感情が広がっていました。

「これって、ビジネスも全く同じじゃないか?」と、ふと思いました。

私たちは普段、仕事をする中で、様々な「雑音」に惑わされています。

「競合他社が新しいサービスを出した」

「今月の売上目標に届きそうにない」

「周りからの評価が気になる」

体力や気力が充実している時ほど、こういった外部環境や、コントロールできない結果(数字)に意識が向いてしまいがちです。

そして、焦って無理な営業をかけたり、軸のブレた施策に手を出したりして、自滅してしまうことがあります。

マラソンの中盤で、抜かれることに焦ってペースを乱すのと同じです。

しかし、本当に究極の状況に追い込まれた時、あるいはプロフェッショナルとして突き詰めた時、私たちがやるべきことは至ってシンプルです。

「自分ができることにフォーカスする」

これに尽きます。

売上や利益というのは、あくまで「結果」です。

マラソンで言えば「タイム」です。

天候(市場環境)や、風向き(トレンド)、他人の動向(競合)はコントロールできません。

コントロールできるのは、自分の足の運び(日々の行動)だけです。

「お客様のために、最高の提案をする」

「約束を守る」

「品質を磨く」

「目の前の仕事に誠実に向き合う」

そういった、自分にできる「ベスト」を積み重ねた結果として、後からついてくるのが売上であり、評価なのだと気づきます。

残り5kmの極限状態で、余計な邪念が削ぎ落とされた時に、自分は「あるべき本来の姿」に戻っていたのかもしれません。

元気な時は、色気が出ます。欲が出ます。

「もっと良く見られたい」「もっと効率よく結果を出したい」と思います。

でも、本当に大切なのは、泥臭く、一歩ずつ前に進むことです。

今回の勝田マラソンは、タイムという点では悔しい結果に終わりました。

しかし、「結果(タイム)はコントロールできないが、行動(ベストを尽くすこと)はコントロールできる」という、ビジネスの本質を身体で思い出させてくれました。

その意味で、自分にとっては大成功のレースだったと思うことにします。

昨日の学びを胸に、数字や周りの声に一喜一憂しすぎず、

「今、目の前のクライアントのために、自分ができるベストは何か?」

それだけに集中して、仕事でも走っていきたいと思います。

みなさんも、もし仕事で焦りを感じたり、思うような結果が出なくて苦しい時は、思い出してみて下さい。

結果は操作できません。

操作できるのは、あなたの今の行動だけです。

シンプルに、足元を見て、一歩を踏み出しましょう。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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