手段の目的化という罠。行動の惰性を防ぎ目標に直結させる現在地確認の習慣
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちが目標達成に向けて日々努力を重ねる中で、良かれと思って取り組んでいることが実は成果を遠ざけてしまっているかもしれない問題についてお伝えさせて下さい。
テーマは、行動の習慣化に潜む罠と、それを抜け出すための定期的な現在地確認の重要性です。
日々の業務や長期的な目標達成において、効率的に行動することは非常に重要です。
限りある時間とリソースの中で最大限の成果を出すためには、無駄な迷いをなくし、スムーズに行動へ移す仕組みが必要になります。
そのための最も強力な打ち手となるのが「習慣化」です。
習慣化とは、毎回どうしようかと意志の力を使って考えることなく、自然と体が動いて行動できるようにすることです。
朝起きたら顔を洗うように、考えるエネルギーを消費せずに必要な行動を起こせるようになるため、多くのビジネスパーソンがこの習慣化を目指して日々努力されていると思います。
最初の一歩を踏み出す抵抗感を減らし、行動を継続させるためのアプローチとして、行動の習慣化自体は大変素晴らしいことです。
しかし、何も考えずに行動するようになってはいけないこともあるという事実に、私たちは注意を払う必要があります。
それは、行動することが目的化してしまい、単に惰性で動いているに過ぎない状態に陥ってしまう危険性です。
マニュアルに沿って行う作業や、毎日の経費精算のようなルーチンワークで、あらかじめ決められた手順を行って決められたアウトプットを出すだけであれば、特に何も考えずに手を動かしても良いのかも知れません。
思考を停止させて作業に没頭した方が、かえってミスなく早く終わることも多々あります。
しかし、私たちが目指している目標達成への道のりは、昨日と全く同じことを繰り返せば自動的にゴールにたどり着くという世界ではありません。
日々変わる状況の中で未知の課題を乗り越え、新しい体験や試行錯誤の連続で進んでいく道です。
だからこそ、適宜、自分の現在地や周囲の状況を確認して、軌道修正のためのフィードバックを掛けることが極めて重要になります。
行動の習慣化は確かに素晴らしいアプローチですが、そもそも何のためにその行動習慣を作ったのかという根本的な目的を忘れてはいけません。
例えば、海外の取引先とスムーズに交渉できるようになるために毎日英語のテキストを開く習慣を作ったはずが、いつの間にか、毎日テキストを3ページ進めること自体が目的になってしまう。
あるいは、プロジェクトの遅延リスクを早期に発見するために始めた週一回の定例会議が、いつしか集まって各々の進捗をただ報告し合うだけの場になり、会議を開催すること自体が目的になってしまう。
このように、行動すること自体が目的になると、本来達成したかった目標に対する失敗確率は確実に上がってしまいます。
なぜなら、私たちの置かれている状況や環境は常に変化しているからです。
数ヶ月前に習慣化した当時は最高に効果的だった素晴らしい行動も、自分のスキルレベルが上がったり、周囲の環境が変わったりした今の状況においては、すでに効果が限定的になっているかもしれないのです。
状況が変わっているのに、何も考えずに過去の習慣をただ繰り返しているのは、目隠しをしたまま走り続けているようなものです。
人間というのは、タスクを消化してチェックリストを埋めることに快感を覚える生き物です。
そのため、本来の目的からズレて効果が薄くなっていたとしても、毎日決まった習慣をこなすことで、今日もがんばった、という達成感や安心感を得てしまいます。
この安心感こそが、手段の目的化がもたらす最大の罠です。
行動しているという事実だけで満足してしまい、結果に結びついていないという現実から目を背けてしまうのです。
では、この惰性のサイクルから抜け出し、行動を正しく目標達成に直結させるにはどうすればいいのでしょうか。
それは、行動を習慣化するのと同じように、常に現状を確認する習慣を身につけることです。
自分が今やっているこの作業は、本来の目標に本当に近づいているのだろうか。
今月はこの習慣を続けてきたけれど、目に見える成果や小さな変化はあっただろうか。
そのような問いかけを、週末の15分でもいいので自分自身に投げかける時間をカレンダーにブロックしてみて下さい。
一番重要なのは、いつでも自分の中に達成すべき目的があって、それを実現するための手段として今の行動があるのだと、はっきりと意識することです。
行動はあくまで手段であり、これを絶対に目的化してはいけません。
毎日必死にタスクをこなし、全力で走っているつもりなのに、なぜかゴールになかなか辿り着かないな、一向に目標が近づいてこないなとお感じの方もいらっしゃると思います。
もしそうした停滞感を感じているのであれば、今日の話を一度ゆっくりと振り返ってみて下さい。
もしかすると、目的を見失ったまま、ただ目の前の作業をこなすことだけに猪突猛進するイノシシのようになっていないでしょうか。
イノシシのように脇目も振らずに力強く前に進むエネルギーは素晴らしいものですが、目標が別の場所にあるのなら、どれだけ速く走っても目的地には着きません。
逆方向に全力疾走すれば、全速力で目標から離れることになってしまいます…
一生懸命に足を動かして行動することは尊いことです。
しかし、その足が本当にゴールに向かっているのか、時々立ち止まって顔を上げ、コンパスを確認する冷静さも忘れないで下さい。
定期的な現在地確認とフィードバックのサイクルが、あなたの行動を無駄のない確実な前進へと変えてくれます。
正しい方向に向かって、正しい努力を積み重ねていきましょう。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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