意志力に頼らず、行動を「自動運転」する技術
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
今日は、昨日もお伝えさせて頂きました「がんばらないための努力」をがんばる、という話に関して、続きとなるテーマをお話しさせて頂ければと思います。
昨日は、代替手段を活用したり、誰かにお願いしたりすることによって、自分が頑張らなくても良い状況を何とか作り出せないか、という観点でお伝えしました。
しかし、全ての物事が誰かにお願いできたり、回避できたりするわけではありません。
本日は、どうしても自分でやらないといけない状況の中で、その負担をいかに減らし、スムーズに行動に移せるかという部分に焦点を当てていきます。
あなたが行動を続ける上で、避けなければならない大きな敵は、あなたの「無駄な思考」です。
何か行動する時に、いちいち「次は、何をやるんだっけ?」「これをやるためには、どうすればいいんだっけ?」と、その内容を考えて手順を整理し、一つひとつ実行していく…というようなことを毎回やっていると、脳の無駄遣いになってしまいます。
非常に効率が良くないですし、何よりも、毎回整理してから行動するというのは、あなた自身に、大きなストレスを強いることになります。
そこで、本日はこの無駄な思考を排除し、行動を継続させるための、二つの「技術」についてお伝えしたいと思います。
それは「仕組み化」と「習慣化」です。
技術その1:思考の自動化「仕組み化」
仕組み化とは、タスクの手順を自動化することです。
単発で終わるようなタスクであれば使えませんが、二度、三度と、同じようなタスクを実行する必要がある場合、この仕組み化というのは大変有効になります。
まず、やるべきことを整理して、手順(マニュアル)を整理するというところから始めます。
この作業手順を整理することで、次回以降、脳の無駄なリソースを使わなくて済むようになります。
なぜなら、決められた手順に従って、淡々と実行していけばいい、という状況になるからです。
加えて、この手順に対して、PDCAを回していくことによって、さらに洗練された、効率のいい手順を生み出すことができ、回を重ねるごとにブラッシュアップされた行動が実行できると思います。
もし、あなたがチームで何かを実行する必要があった場合、この手順を、他のメンバーに指し示すことで、知見の共有も容易に行えます。
そういった観点でも、手順書を残しておくというのは、非常に重要であり、効率的に物事を進めることなのだと理解して下さい。
これは、複雑な思考を、シンプルで、再現性の高い「チェックリスト」へと変換する技術なのです。
技術その2:行動の自動化「習慣化」
習慣化も、仕組み化と似ている部分がありますが、違いは「手順の自動化」でなく、あなたの「行動の自動化」という部分になります。
何らかのトリガーが発動したら、あなたが自動的にその行動を行えるようにしておく。
これが、習慣化です。
こちらも、意志力を使わずに、日々の行動が行えるようにすることが目的になります。
最初、すなわち、習慣の形成期は、意識的に行動を積み重ねる必要がありますが、それを継続することによって、やがて意識せずとも実行ができるようになります。
よく挙げられる事例として、歯磨きがあると思います。
歯磨きは、意識せずとも日々の習慣の中に織り込まれていて、食後、自動的に実施される方が多いと思います。
このように、生活のリズムと合わせて、あなたの行動習慣を設計し、自動的に行動できるように「環境」を整えるのが習慣化の技術です。
例えば、椅子を見れば、そこに座ってみたくなるでしょうし、ベッドを見れば、そこは寝る場所だ、という認識になるはずです。
このように、あなたの行動習慣を生活のリズムと合わせて設計し、自動的に行動できるように「環境」を整えるのです。
そうすると、自らがその環境に移動するだけで、自分のやる気スイッチが発動し、自然とタスクに向き合うということもできるようになると思います。
問題は、習慣化するためには、それなりの「努力」を要するというところです。
しかし、この努力は、一時的な「コスト」ではなく「投資」だと捉えて下さい。
最初に行動に投資することによって、その後の全てのアクションを、意志力という限りあるエネルギーを使わずに、自動で行えるようにするのです。
例えば、ごく簡単なタスクから、習慣化してみたり、実行した結果を記録に残したり(レコーディング)、実行後にご褒美を用意したりするなどして、最初は継続的に行動するための努力を積み重ねる必要があります。
それでも、習慣ができた行動は、その後は自動で実行できますので、最初に行動に投資する価値は非常に高いと思います。
以上、仕組み化と習慣化について、お伝えさせて頂きました。
あなたの行動が、継続できるように、この「自動運転」のエッセンスを何らかの形で取り入れて、日々の行動に繋げて下さい。
あなたの限りある「意志力」を、無駄な思考で消耗させないこと。
それが、目標達成に向けた知的な工夫であると思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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