完璧主義を手放して道中を楽しむ技術
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、目標に向かって活動する中で、どうしても陥りがちな思考の癖と、そこからの抜け出し方についてお伝えさせて下さい。
テーマは「完璧主義を手放して道中を楽しむ技術」です。
日々クライアントの皆様と目標達成に向けたコーチングや、マネジメント支援のセッションをしているとある共通点に気づくことがあります。
それは真面目で責任感が強く、成長意欲が高い人ほど、物事をゼロイチで評価してしまう傾向があるということです。
目標を立てて活動する中で、思い通りに進まないことは必ずあります。
どんなに緻密な計画を立てても、想定外のトラブルや、自身の体調不良、あるいはモチベーションの低下などで、タスクが未完了になることは日常茶飯事です。
そんな時に、ついついできなかった自分はダメだ、と極端に考えてしまいませんか。
計画が少しでも狂うと、すべてが台無しになったように感じてしまう。
ゼロイチで物事を捉えてしまうと、100点以外はすべて0点と同じになってしまいます。
かつてF1ドライバーのキミ・ライコネンは優勝しなければ、2位も最下位も同じと言っていましたが、そんな心境でしょうか…
しかし、目標達成の現場で、泥臭く活動してきた経験から言わせて頂くと、この思考法は非常に危険です。
なぜなら、モチベーションを著しく低下させ、最も大切な継続する力を奪ってしまうからです。
そこで、少し視点を変えてみて頂きたいのです。
100点満点じゃないとしても、別の着地ポイントがないかを、常に探る癖をつけてみて下さい。
目標が予定通りに達成できなかった時、そのまま思考停止して落ち込むのではなく、そもそも本当に達成しないといけない状態とは何だったのか?を突き詰めて考えてみるのです。
そうすると、100点じゃなくても80点、あるいは場合によっては60点でも、実は十分に目的を果たしていることに気づくかも知れません。
例えば、あるシステム導入プロジェクトで、今月末までにすべての機能をリリースするという目標があったとします。
しかし、開発が遅れて、一部の機能しか完成しなかった。
ゼロイチ思考の人は、ここで失敗だと嘆き、プロジェクト全体が暗礁に乗り上げたと捉えます。
ですが、本来の目的が現場の業務効率を少しでも早く改善することであったなら、完成した一部の機能だけでも先行してリリースすれば、現場の負担は確実に減るわけです。
だったら、その60点の状態で一旦リリースして地ならしをして、現場のフィードバックを得た方が、最終的には良い結果に繋がるかもしれません。
その間に、実際の業務の中での方向性を確認し、ユーザーの生の声を聞いてから、次に進む道を探った方が完璧な100点を目指して足踏みし続けるよりも、結局は早く正しいゴールに進むことがよくあるのです。
当初達成したいと思っていたことが、不発に終わった時こそがチャンスです。
そもそも、何が達成できればよかったんだっけ?と、本来達成すべき状態とのギャップを冷静に確認すべきです。
ここの解像度が低いと、実はそれほど深刻な状態ではないのにも関わらず、達成できなかったという事実だけにとらわれて、不必要に落ち込んだり、ネガティブに受け止めたりすることになります。
本当は前に進んでいるのに、自分で自分にバツをつけて立ち止まってしまう。
これが目標達成において、一番もったいないことだと考えています。
そこでおすすめしたい具体的な手法が、MUSTとWANTを分けた目標設定です。
絶対にこれだけは死守するという最低限の目標をMUSTとして設定します。
そして、あわよくばここまで到達したいという理想の目標をWANTとして設定するのです。
この二段階の目標設定をしておくことで、心に大きな余白が生まれます。
常に100点のWANTばかりを見つめていると、少しでも届かなかった時に苦しくなります。
ストレッチし過ぎて、心身のゴムが切れてしまっては元も子もありません。
だからこそ、最低限ここは目指そう、というMUSTのラインを現実的な場所に引いておくのです。
先日、タスク管理において絶対にやるべきことと、できればやった方が良いことを分けるお話をしましたが、目標設定の考え方も本質は全く同じです。
最低限のラインさえクリアしていれば、合格として自分をしっかり認めてあげる。
そうすれば、自己肯定感を下げずに、次の一歩を力強く踏み出せます。
高い目標を掲げることは素晴らしいですが、目指す過程で心が折れないためには、このような柔軟な目標設定の技術も絶対に必要です。
そして、どのような結果になったとしても、最終的にはPDCAを回すだけだと割り切って下さい。
結果が100点でも60点でも、あるいは思い通りにいかなくて30点だったとしても、それは単なるデータに過ぎません。
できなかった自分を感情的に責めるのではなく、客観的に原因分析をして、次の打ち手を考えればいいだけです。
もっと気楽な気持ちで目標と向き合う姿勢を持つことも、長く走り続けるためには大切です。
冷静によく考えてみて頂きたいのですが、一発アウトのようなそれを達成できなかったら人生が終わるという目標は、そうそうないはずです。
私たちが日常で取り組んでいる仕事や個人のプロジェクトにおいて、一度の未達で命まで取られることはありません。
明日になれば、また新しい一日が始まり、挽回するチャンスはいくらでも巡ってきます。
だからこそ、過度に恐れる必要はないのです。
目標というのは、絶対的な終着点ではなく、あくまでも自分が前に進むための一つのマイルストーンに過ぎません。
そのマイルストーンをどのように超えるか。
あるいは、壁が高すぎて越えられなかった場合に、どう方針転換をして別ルートを探すか。
その試行錯誤の道程を楽しむくらいの気概を持った方が、結果的に遠くまで行けると信じています。
これは旅行にとてもよく似ていると思います。
旅の目的は、目的地に到着することだけではありませんよね。
道中の美しい景色を楽しんだり、予定外の寄り道をして新しい発見をしたりすることが、旅の本当の醍醐味です。
さらに言えば、道中に思いがけないトラブルがあった方が、後になって忘れられない思い出深い旅になるものです。
乗るはずだった電車に乗り遅れて途方に暮れていたけれど、偶然入った裏路地の定食屋がものすごく美味しくて店主と意気投合したとか。
突然の雨で雨宿りした軒先で、素晴らしい出会いがあったとか。
みなさんも、そんな経験が一つや二つあるのではないでしょうか。
目標達成のプロセスもこれと全く同じです。
計画通りに一直線に進むだけの道のりは、効率的かもしれませんが、後から振り返った時に少し味気ないものです。
思い通りにいかないトラブルや、予期せぬ方針転換を、面白い展開になってきたな、と笑って楽しめるくらいの心の余裕を持てると最高です。
そんな感じで、少しライトに目標設定して、行動する姿勢が、今の不確実な時代には必要かもしれません。
もし、計画が思い通りに進まなくて落ち込んでいる方がいれば、どうか自分を責めないで下さい。
60点でも前に進んだ自分に、しっかりとマルをつけてあげて下さい。
そして美味しいコーヒーでも飲みながら、今後の新しいルートを気楽に探してみましょう。
完璧じゃなくてもいいのです。
道中を楽しみながら少しずつ進んでいきましょう。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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