効率化の罠と「あえて選ばない」という勇気
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は「効率化」と「幸福度」のバランスについて、自分自身の失敗談をもとにお伝えさせて頂ければと思います。
テーマは「できることをすべてやることが、いつも正しいとは限らない」です。
実は先日、やってしまいました。
寝坊です。
それも5分や10分ではありません。
30分もの寝坊です。
目が覚めて時計を見た瞬間、自分でもちょっと驚いて固まりそうになってしまいました…
みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。
朝の30分の出遅れというのは時間的な観点でも痛手ですが、それ以上に精神的なダメージが大きいものです。
一日のスタートを切るためのルーティンが崩れる。
その焦りが一日中、尾を引いてしまう。
そんな嫌な予感が頭をよぎりました。
この時、自分には二つの選択肢がありました。
一つ目は毎朝60分強実行しているランニングを取りやめること。
走らなければ、30分の遅れは取り戻すだけでなく、お釣りが来て、いつもより他の活動を早く始められるくらいです。
実は、この選択肢が一瞬頭をよぎりました。
「この後のスケジュールが押してしまうくらいなら…」
しかし、自分はもう一つの選択肢を選びました。
「とりあえず走る」です。
ランニングは自分にとって単なる運動ではありません。
脳を活性化させ、その日のタスクを整理し、自分を整えるための最も重要な活動だからです。
ここを崩すと、たとえ時間は間に合っても、その日一日のパフォーマンスが落ちることは目に見えていました。
だからこそ、いつも通り走ることにしました。
そうなると当然ですが、他の部分で遅れを取り戻さなければなりません。
完全にとは言わないまでも、ある程度はリカバリしたいと思うのが人の心理です。
そこで自分は、ランニングから帰ってきた後の朝の準備を徹底的に圧縮することにしました。
いつもはシリーズ(直列)で順番に処理していることを、徹底的にパラレル(並列)で実行する作戦です。
F1のピット作業のようなスピード感をイメージして頂くと、分かりやすいかもしれません。
具体的には、ささやかですが、下記のようなことです。
カップスープ用のお湯を沸かしている間に、冷蔵庫からヨーグルトを取り出し食器に移す。
パンをトースターに入れ、焼いている数分の間にコーヒーメーカーを稼働させる。
コーヒーができるのを待ちながら、間食用のミックスナッツを小分けにして食器に取り分ける。
さらに、仕事中に飲むための炭酸水をメーカーで作り、保冷ボトルに移し替える。
文字にすると地味ですが…
また、いつもならニュースを見ながら少しぼーっとする「息つく時間」を完全にゼロ化し、走りはしませんが無駄な動きを一切排除してスピーディーに動きました。
その結果どうなったか。
こんなささやかなことの積み上げのみですが、驚くべきことに30分の寝坊に対して、なんと業務開始の遅れをわずか10分にまで圧縮できたのです。
実質20分の時間を、朝のわずかな隙間時間から捻出したことになります。
この事実を目の当たりにして、ふと思いました。
「本気で取り組めば、一日の中に効率化のネタなんていくらでも転がっているんじゃないか?」
だらだらとSNSを眺める時間。
目的もなくネットサーフィンをする時間。
仕事の合間にちょっとぼーっとしてみる時間。
これらをすべて削ぎ落とし、すべての動作をパラレル化や無駄時間の排除で効率化すれば、私たちはもっと多くのタスクをこなし、もっと多くの成果を出せるのかもしれません。
理論上はそうです。
しかし、この超効率的な朝を実行したからこそ、分かったことがあります。
それは「効率的であること」と「快適であること」はイコールではないという事実です。
確かに効率的でした。
リカバリもできました。
しかし、明日からも毎朝まったく同じルーティンにするかと聞かれたら、答えは「NO」です。
絶対にしません。(笑)
なぜなら、単純に慌ただしくて気持ち的に嫌だからです。
コーヒーの香りを楽しむ余裕もない。
窓の外の天気を感じる間もない。
ただ機械のようにタスクを処理していく時間は、味気なく、心の豊かさを削り取っていくように感じました。
どうせなら朝くらいはもう少しゆっくり過ごして、心に余白を持って仕事に向かいたい。
バタバタと動き回りながら、そう感じたのです。
ここに、目標達成や日々の活動における重要なヒントがあるように思います。
私たちは能力が高まれば高まるほど、あるいはツールを使いこなせばこなすほど、多くのことをできるようになります。
隙間時間を埋め、マルチタスクをこなし、生産性を極限まで高めることが可能です。
しかし、「できること」と「自分にとって良いこと」は別物です。
そう考えると、自分にとって朝の時間の徹底的な効率化は「できること」ではありますが、「良い選択肢」ではありません。
むしろ、あえて効率化せずに、ゆっくりとお湯が沸くのを待つ時間こそが、自分にとっては必要な時間だったのです。
これは、ビジネスの現場でも同じことが言えるのではないでしょうか。
メールを即レスすることは「できる」。
休日もチャットに対応することは「できる」。
移動時間もすべてインプットに充てることは「できる」。
でも、それをすべてやることが正解とは限りません。
あえて即レスしないことで生まれる、思考の深さがあるかもしれません。
休日を完全にオフにすることで回復する、クリエイティビティがあるかもしれません。
ぼーっとする時間からしか生まれない、アイデアがあるかもしれません。
効率化は武器です。
しかし、その武器をいつ使うか、そして「いつ使わないか」を選ぶのは、私たち自身の価値観です。
やれることと、自分にとってやった方が良いこと、あるいはやらない方が良いこと。
これらをちゃんと選別して行動していきたいものです。
寝坊はしないに越したことはありませんが、おかげで大切なことに気づけました。
もし、時間がある方は、あえて「効率の悪い時間」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
手間のかかる料理を作ってみる。
目的もなく散歩してみる。
そんな時間が、明日への活力になるかも知れません。
心に余白を持って。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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