コーチとコンサルタントの違いを紐解く

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

自分は「棚上げプロジェクト完遂コーチング」を提供しています。

しかし、クライアントの方々には、コーチングとコンサルティングの違いが、今一つ分からないという方もいらっしゃいます。

まぁ、確かに似ていると言えば、似ていると自分でも思います。

実際に、コーチングのセッションにおいて、コンサルティング的に、物事を進めるための考え方をお伝えすることもあります。

逆に、コンサルティングサービスを提供されている方が、コーチング的なアプローチで、クライアントに接している場面もあるでしょう。

では、コーチングとコンサルティングは、同じものなのでしょうか。

自分は、アプローチに近い部分はあれども、その差は確実にあると考えています。

本日は、あくまでも自分の私見ではありますが、その違いをお伝えできればと思います。

まず、コンサルティングサービスというものについて考えてみます。

コンサルタントは「プロジェクトを成功に導く専門家」。

自分はそう考えています。

プロジェクトを達成するための課題やリスクを洗い出し、それらの解決や回避を計画的に実行することによって、プロジェクトを成功に導いていく。

この際、コーチングのように、伴走型でクライアントに寄り添う方もいらっしゃると思います。

そう考えると、コーチングと近い部分もあるのは事実です。

しかし、自分が考えるコンサルティングの決定的な違い。

それは、あくまでもコンサルタントは「すべてはプロジェクトのために」という観点で動いているということです。

あらかじめ達成したいプロジェクト目標があって、それを確実に達成するために、課題やリスクに向き合っていく。

そんな、プロフェッショナルの姿が、コンサルタントのイメージです。

一方で、自分が考えるコーチの姿は少し異なっています。

コーチは「すべてはクライアントの成功のために」という考え方で動いているイメージです。

先ほどのコンサルタントに対する表現と、微妙に違うだけです。

しかし、その差は決定的に大きく異なっていると考えています。

コーチが目指すクライアントの成功とは、一体何でしょうか。

それは、クライアントが表面的に見えているプロジェクト目標をただ一緒に成功に導く、という考え方ではありません。

もし、それだけであれば、伴走型のコンサルタントとの差別化は難しいでしょう。

そうではなく、コーチが向き合うべきは、そのプロジェクトの「先」にあるものだと考えています。

クライアントは、そのプロジェクトを成功させることによって、本当は何を達成したいのか。

本当はどんな未来を実現したいのか。

それが、そのクライアントの人生にとって、どういう意味や価値があるのか。

そこに向き合って、その達成のために支援していくのがコーチのあるべき姿だと考えます。

この観点に立てば、クライアントが設定したプロジェクト目標は、実は間違っている可能性さえあります。

本当に達成したい未来は違うのに、手段に走るあまり、間違ったプロジェクト目標を設定してしまっている。

そんなケースです。

例えるなら、コンサルタントは、あなたが「登りたい」と言った山に対して、最短最速で登頂するための最高の装備とルートを提示してくれる登山ガイドです。

しかし、コーチは、まず、あなたにこう問い掛けます。

「あなたは、本当にその山に登りたいのですか?」

「あなたの、本当に行きたい場所は、もしかしたら、その山の向こうにある海ではありませんか?」と。

コーチはクライアントと向き合い、本当は何を達成したいのかという、本質的な部分を解きほぐす。

そして、その上で、本当に達成すべき目標を設定し直す。

そこからが、本当のスタートになります。

加えて、その目標達成に向けた行動や考え方。

それも、コンサルタントとは違う向き合い方になります。

コンサルタントは「How(どうやるか)」という正しい「行動」を教えるかもしれません。

しかし、コーチが着目するのは、クライアントの「Being(どう在るか)」です。

クライアントには、目標達成した未来のあるべき姿を鮮明に描いて頂く。

そして、その未来の自分にふさわしい「在り方」とはどんな姿かを深く考えて頂く。

その「あり方」を体現するための行動を日々のタスクとして、実行して頂く。

そうやって、目標達成に向かっていくのです。

単に、行動を促すのではなく、クライアントの「在り方」そのものが変容するお手伝いをする。

それが、コーチに求められる姿なのかなと自分は考えています。

このようにコーチは、クライアントが本来達成したいことが何かという「目標」と、そのためにどのようになりたいかという「在り方」。

その両方に向き合い、一緒に解決していくために伴走していく。

それが、あるべき姿かと思います。

以上、自分が考えるコーチングとコンサルティングの違いを述べさせて頂きましたが、イメージできましたでしょうか。

その違いに注目して頂けたら幸いです。

あと、自分の文章力の問題で誤解を与えていたら大変申し訳ありませんが、どちらが良い悪いという話ではなく、プロフェッショナルとしての向き合い方の問題と考えていますのでご理解頂ければと思います。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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