カーナビ思考で目標を効率的に進める

こんにちは！

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一緒にやり抜くマネジメントコーチ、福井俊治（しゅんじ）です。

昨日のお話しで、目標達成に向けた第一歩としてまずは三つのことを実践して頂くことをお伝えしました。

復習しておくと、以下の三点でしたね。

・自分の夢や達成したい目標（ありたい姿ですね）を思い出して頂くこと

・現状を正しく認識して頂くこと

・現状とありたい姿のギャップを分析して頂くこと

もうちょっと言い方を変えると、ゴールを設定して、現状を認識して、そのギャップを理解して、次の行動に繋げることになります。

では、次の一歩のお話をしましょう。

課題の設定はカーナビのように

さて、今回はこの最初のステップを踏み出した後、具体的にどのような次の行動に移っていくべきかについて、さらに深く掘り下げてお伝えしたいと思います。

前回のステップで、あなたは夢や目標という「ゴール」と、現状という「スタート地点」、そしてその間にある「ギャップ」を認識することができました。しかし、ギャップを認識しただけでは、まだ目標達成には至りません。ここから、そのギャップを埋めていくための具体的な道のりを描く段階へと進んで行きます。

このギャップを埋める方法は、決して一つだけとは限りません。むしろ、多くの場合、複数の選択肢が存在します。まるで、目的地までのルートが複数存在するカーナビゲーションのように、目標達成に至る道筋もまた、多岐に渡ることがほとんどです。

そこで重要になるのが、これらの選択肢の中から、今のあなたにとって最も適切であり、最善であると考えられる方法を見つけ出すことです。そして、その方法を具体的な「課題」として設定します。この課題を一つひとつ着実に解決していくことによって、あなたは最終的なゴールへと近づき、到達することができるのです。

自分はいつも、この一連の過程を、まるでカーナビゲーションの設定に似ているとお伝えしています。それは一体どういうことでしょうか？

思い出してみてください。あなたがカーナビを使う時、まず最初に行うことは何でしょうか？おそらく、「目的地」を設定することでしょう。この目的地こそが、私たちが目指す「ありたい姿」、すなわち「ゴール設定」に他なりません。

次に、カーナビはどこで現在地を把握しているでしょうか？そう、GPS（全地球測位システム）を使って、あなたの車の正確な位置情報を捉えています。これは、私たちが目標達成のために行う二つ目のステップ、「現状を認識する」という部分に相当します。現在地が分からなければ、目的地までのルートを導き出すことはできませんよね。

そして最後に、カーナビは何をしてくれるでしょうか？目的地と現在地を結ぶ、最適な「ルート」を検索してくれるはずです。時には、複数のルートが提案され、それぞれの所要時間や距離、高速道路の利用有無などが表示されるでしょう。これが、目標達成における「課題の抽出」という段階に相当します。

さらに、カーナビでは、提示された複数のルートの中から、あなたの好みや状況に合わせて、どのルートを選ぶかを決定することができます。「時間優先で早く到着したい」「高速道路を使わずに費用を抑えたい」「景色の良い道を選びたい」など、それぞれのニーズに合わせてルートを確定するでしょう。

このルートを選択するという行為こそが、目標達成における「課題の設定」という行為に非常に良く似ています。ゴールと現状の間に存在する複数のギャップ、つまり複数のルート候補の中から、現在の自分の状況や能力、そして利用できる資源などを考慮し、最も適切だと考える道筋、つまり課題を選択するのです。

このように、目標達成の道のりは、カーナビゲーションのように、ゴールを定め、現在地を確認し、そこから最適なルート、すなわち解決すべき課題を設定し、その課題を着実に克服していくことで、確実に目的地へと近づいていくことができるのです。

さあ、あなたもカーナビ思考を駆使して、設定した課題を改善するための具体的な行動へと移していきましょう。その一歩一歩が、あなたが思い描く未来を現実へと変える力となるはずです。

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