あなたは、誰にとっての「オリンピック選手」ですか?
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
あなたが、自らの経験やスキルを、誰かのために役立てたい。そう考えた時、ふと、こんな声が、頭の中に響くことはないでしょうか。
「自分なんて、まだまだだ」
「一流中の一流でもない自分が、誰かに何かを教える資格など、あるのだろうか」と。
それは、まるで、オリンピックで金メダルを取らなければ、子供たちにスポーツを教えることはできない、と思い込んでいるようなものです。
この、あまりにも高く、そして、あまりにも重い「完璧」という名の呪いは、一体、どこからやってくるのでしょうか。
今日は、その呪縛を解き、あなたが既に持っている、素晴らしい価値に気づくための、一つの視点について、お話しさせてください。
ここで、少し、全く違う話をしますね。
実は、という程でもありませんが、自分は、毎朝5時に起きる、という習慣を、もう何年も続けています。
平日も、土日も、祝日も、関係なく、5時です。
さて、この「5時起き」という、たった一つの事実。
あなたは、どのように、捉えるでしょうか。
「すごい、早起きですね!」と思う人もいれば、「まあ、そんなものか」と感じる人もいるかもしれません。
面白いことに、自分自身は、この5時起きを「あんまり早くない」と、捉えています。
というのも、以前は、4時に起きる習慣があったからです。
その、4時起きだった自分から見れば、今の自分は、なんと、1時間も「寝坊」していることになるのです。
そう考えると、自分が、この習慣を、特別なことだと感じないのも、ご理解いただけるのではないでしょうか。
では、この「毎日5時に起きる」という、自分のささやかなノウハウ。
これを、誰かに教えるビジネスを、始めるとしたら。
もし、自分が、ターゲットを間違え「4時起き」を実践している、自分より、さらに早起きの達人たちに「5時起きの素晴らしさ」を説いて回ったとしたら、どうなるでしょう。
彼らは、きっと、鼻で笑うでしょう。「何を、今さら」と。
自分のノウハウは、彼らにとっては、全く、価値のないものなのです。
しかし、もし、ターゲットを、こう変えてみたら、どうでしょうか。
「本当は、毎朝早く起きて、自分のビジネスを立ち上げるための時間を持ちたい。でも、どうしても、6時半にしか起きられない…」
そんな、切実な悩みを持つ人にとって、自分の「5時起きのノウハウ」は、どう映るでしょう。
その価値は、俄然、大きな意味を持ってくるはずです。
彼らにとって、自分は、まるで、オリンピック選手のように、輝いて見えるかもしれません。
そう、これこそが、物事の本質です。
あなたの持つスキルや経験の「価値」は、決して、絶対的なものではない。それは、常に「相対的」なものなのです。
あなたが、今、立っている場所。
そこから、遥か先を見て「自分は、まだまだだ」と、嘆く必要は、どこにもありません。
大切なのは、あなたの、ほんの「一歩後ろ」にいる人に、目を向けることです。
あなたが、つい昨日まで、悩んでいたこと。あなたが、試行錯誤の末に、ようやく乗り越えた、あの壁。
今、まさに、その壁の前で、立ち尽くしている人が、必ず、どこかにいるのです。
その人にとって、あなたの、その生々しい経験こそが、どんな高尚な理論書よりも、価値のある、最高の道標となります。
あなたが提供したいサービスがあるのなら、まず、それを「誰に」届けたいのかを、深く、深く、吟味する必要があります。
無理をして、あなた自身が、まだたどり着いていない、遥か先の、ハイエンドなサービスを提供しようとする必要はありません。
それは、5時起きの人が、4時起きのノウハウを、語ろうとするようなものです。
言葉は、伝えられるかもしれません。しかし、そこに、実体験から生まれる、本当の「魂」は、宿らないでしょう。
どうか、あなた自身の、ありのままの経験を、信じてあげてください。
あなたが、これまでの人生で、悩み、苦しみ、そして、乗り越えてきた、その全ての道のり。
それは、他の誰にも真似のできない、あなただけの、尊い財産です。
そして、その財産は、必ず、誰かの道を照らす、温かい光となるのです。
あなたが、誰にとっての「オリンピック選手」なのか。
その、たった一人の、未来のパートナーを、見つけ出すことから、あなたの、新しい物語は、始まります。
この考え方が、あなたのビジネスを立ち上げる、ヒントになれば、幸いです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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