あなたは、五感という名の「最強の武器」を使いこなせているか? ~デジタル時代の、アナログ思考法~
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
私たちの日常は、もはやPCやスマホといった、デジタル技術なしには成り立たないと言っても、過言ではないでしょう。
会社の会議室を見渡せば、かつてノートにペンを走らせていた光景は少数派となり、カタカタとキーボードを叩く音が、当たり前のBGMとなりました。
デジタル技術がもたらす「効率」は、疑いようもなく、素晴らしいものです。
しかし、その効率の追求の果てに、私たちは、何か人間として根源的で、大切な「感覚」を、置き忘れてしまってはいないでしょうか。
今日は、デジタル技術と、古くからあるアナログ技術、その戦略的な使い分けについて考えてみたいと思います。
自分は、実は、かなりの「アナログ派」です。
特に、物事を考え、アイデアを練る時や、議事録を取る時には、必ずノートとインクの香りがする万年筆を手に取ります。
日々のToDo管理も、最新のアプリではなく、PCモニターの横や、デスクの前の壁など、常に目につくところに、その日のタスクリストを貼り出しておく、という極めてシンプルな手法を愛用しています。
なぜ、非効率にも見える、そんなアナログな手法にこだわるのか。
それは、私たちの脳と身体が、アナログな刺激によって、そのポテンシャルを最大限に発揮するように、設計されていると、信じているからです。
一説には、キーボードで入力する行為に比べ、自らの「手」を動かし、文字を「書く」という行為の方が、記憶への定着率が、格段に高いと言います。
これは、指先という、突出して繊細な感覚器官を通じて、思考がより深く、脳に刻み込まれるからです。
万年筆の紙の上を滑るあの独特の感触、インクの微かな香り、それら全てが、五感を通じて、私たちの思考を、より豊かで、創造的なものにしてくれるのです。
日々のタスク管理も同じです。
デジタルツールは、確かに高機能です。しかし、そのリストを見るためには、アプリを開く、という「意識的な一手間」が必要になります。
一方、常に目につく場所に貼り出された、一枚のタスクリストはどうでしょう。
あなたは、意識せずとも、常に、その日の最重要タスクを、視界の片隅に捉え続けることになります。
「次にやるべきことは、何か」。
その問いに対する答えが、視線をわずかに動かすだけで、一瞬で手に入る。この「無意識レベルでのリマインド効果」は、デジタルツールでは決して再現できない、アナログならではの強力なメリットです。
AIと人間の大きな違いは、五感という「感覚器」を持つか否かだ、という話もあります。
私たちは、論理だけで生きているわけではありません。
指先で感じ、目で捉え、耳で聞く。このような五感から得られる、膨大で、複合的な情報こそが、時として、AIが導き出す合理的な正解を、遥かに凌駕する「ひらめき」や「直感」を私たちにもたらしてくれます。
デジタルという、効率を極めた「頭脳」。
アナログという、五感を刺激する「身体」。
この二つを対立させるのではなく、それぞれの得意分野を理解し、戦略的に使い分ける。
それこそが、デジタル時代に、私たち人間が、自らのポテンシャルを最大限に発揮するための、唯一の方法なのかもしれません。
あなたの能力を、デジタルの檻に閉じ込めてしまわないでください。
あなたには、五感という名の最強の武器がまだ眠っているのですから。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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