あなたの行動が続かないのは「感情」を無視しているからかもしれない

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

目標達成をするために、あなたは、日々、行動計画を立てて、前に進もうとされていると思います。

この際、当然、計画を立てている状況ですので、自らの「行動」すなわち「タスク」をいかに漏れなく、効率よく組み立てていくか、ということについつい注意が向きがちです。

しかし、その「行動」をマネジメントする前に、私たちがまず考えなければならない、もっと根本的で重要なことがあります。

それが、あなたの「気持ち」すなわち「感情」をマネジメントする、ということです。

本日は、この見過ごされがちな、しかし、重要な点について、お伝えできればと思います。

みなさんは、日々の行動を実行されている際に、この「感情のマネジメント」を意識しているでしょうか。

感情のマネジメント、と言うと、難しく聞こえるかもしれません。

簡単に言えば「自分が気持ちよく、決められたタスクを実行できるようにお膳立てをしているか」という観点です。

当然ですが、人間は嫌なことはやりたくない生き物です。

なので、いくら計画で、しっかり目標に向けてやるべきことを整理し、美しいタスクリストに落とし込んだとしても、そのタスクの一つひとつが、あなたにとって「やりたくないこと」の連続であればどうなるでしょう。

それは、実行されることのない「絵に描いた餅」の計画になりかねません。

そして、ここには多くの真面目な努力家が陥りがちな「罠」があります。

それは、立てた計画を実行できない自分自身を責め始めてしまうことです。

「なぜ、自分はこんな簡単なことも継続できないんだ」

「自分は、なんて意志が弱い、ダメな人間なんだ」と。

しかし、それは誤った自己への責任追及だと考えます。

あなたが、今本当に考えるべきは、自分の「弱さ」を嘆くことではありません。

考えるべきは「なぜ、自分はそれを行動に移せなかったのか」の根本にある「感情」に着目し、状況を整理してみる、ということです。

「やり抜く」という、精神論、根性論で、自分に鞭を打つのではありません。

「放っておいても、気持ちよく自分が行動できるように状況を整える」

その戦略的な発想の転換こそが、今のあなたに必要なのです。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか。

そのための有効なアプローチを二つご紹介します。

一つ目は「ワクワク感」を意図的に作り出すことです。

行動を継続するための最強のエネルギー源。それは「ワクワク感」です。

何かを実行しようとする時に、それがワクワクするような楽しいことであれば、私たちは放っておいても、当然やりますよね。

子供が、寝る間も惜しんでゲームに没頭する。

(不適切な例かもしれませんが)ギャンブルから抜け出せない。

これらは、その行為の先に強烈な「ワクワク感(報酬)」が待っているからです。

あなたの目標達成も、この人間の根源的な欲求を利用するのです。

いかに自ら立てた行動計画を「ワクワクするもの」に変えられるか。

それを真剣に考えてみる必要があります。

例えば、もし同じ成果が期待できるAとBの二つの選択肢があるのなら。

迷わず「自分が、よりワクワクする方」を選んで下さい。

それは、決して楽をしているわけではなく、継続性を担保するための、最も合理的な選択なのです。

もし、そういう選択肢がない退屈な作業(例えば、資格試験の勉強や、地道なデータ入力)なのであれば、その行動を「どうやったら、ワクワクするものに変えられるか」を、考えるのです。

あなたの「やる気スイッチ」はどこにあるのか。

それと照らし合わせて、行動をデザインし直すのです。

例えば、お気に入りの高級な文具を使って、勉強する。

例えば、最高級の豆で淹れた、香りのいいコーヒーを飲むこととセットにする。

その「ワクワク感」をトリガー(引き金)にして、行動へと繋げていくのです。

二つ目のアプローチは「環境」を整えることです。

人間の意志の力は、あなたが思っているよりも、ずっと脆いものです。

しかし、私たちは「環境」の力には驚くほど素直に従います。

だからこそ「自然と、その環境の中では行動してしまう」という状況を、あらかじめ準備しておくのです。

例えば、椅子を見れば、私たちは、そこに「座る」という行動を連想します。

ベッドを見れば、そこは「寝る場所だ」と認識するはずです。

これと同じように「この場所に来たら、この作業を始める」という、自分だけのルール(型)を作り上げるのがおススメです。

条件反射とまでは言いませんが、環境を整えることによって、自分がタスクを実行しやすい状況を意図的に作り出すのです。

そうすると、自らがその環境に移動するだけで、自分の「やる気スイッチ」が自然と発動し、余計な精神的エネルギーを使うことなく、タスクに向き合うことができるようになります。

あなたが最も集中できる、気持ちのいい環境は、どんな場所ですか。

あるいは、あなたの部屋にモチベーションアップになるようなアイテム(例えば、尊敬する人の写真や、目標を書いた紙)を置く、というのも立派な環境整備です。

このように、行動を継続するために、あくまでも「やり抜く」という精神力にフォーカスするのではありません。

「どうやったら、自分が、自然と行動を起こせる状況を作れるか」

その観点で、自らの「気持ち」を丁寧にマネジメントしていく。

その戦略的な思考法が、今のあなたを救う鍵となります。

真面目な方ほど、ついつい行動できない自分を責めてしまいがちです。

しかし、そんな時は一度立ち止まって、自分自身に問い掛けてみて下さい。

「自分は、行動(タスク)をマネジメントしようとする前に、自分の『感情』を適切にマネジメントしていただろうか?」と。

その観点で、日々の行動を振り返り、フィードバックをかけて頂く。

それこそが、本当の意味で、持続可能な目標達成への第一歩なのだと自分は信じています。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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