あなたの航海に「寄港地」と「羅針盤」はあるか
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
私事ですが昨日、自分はビジネスにおいて、人生の中での一つの大きな節目を迎えました。
そして今朝、目覚めた時。
自分の心の中に、新鮮で力強いエネルギーが、静かに湧き上がってくるのを感じたのです。
「さあ、今日からまた新しい気持ちで頑張るぞ」と。
この、心がリセットされ、再起動するような清々しい感覚。
おそらくこれは、自分だけのものではないはずです。
あなたも何か大きな節目を迎えた時に、心機一転、行動を変えたり、新しい挑戦を始めたりした経験が、きっとあるのではないでしょうか。
自分はこれを「節目効果」と呼んでいます。
そしてこの、誰もが自然に持っている心のメカニズムを、意図的に、そして戦略的に活用すること。
それこそが、目標達成という長く、時に過酷な旅路を、最後までやり抜くための、極めて重要な技術なのです。
あなたの目標達成は、一艘の船でまだ見ぬ新大陸を目指す、壮大な航海のようです。
しかし、ただひたすらに、闇雲にオールを漕ぎ続けているだけでは、心も身体も、いつしか疲弊します。
そしてやがては、大海の真ん中で立ち往生してしまうでしょう。
賢明な船乗りは必ず、その航路の途中に、いくつかの「寄港地(節目)」を設定します。
例えば、お正月に「よし、今年はこんなことをやるぞ」と年間目標を立てる。
これはまさしく、母港から新しい航海へと出発する、希望に満ちた出航の儀式です。
あるいは「このプロジェクトを始めて1周年」といった記念日。
これは、航海の途中で最初にたどり着いた、美しい島のようなものです。
そこで一旦錨を下ろし、これまでの航海の軌跡を振り返り、船体を整備し、そして祝杯をあげる。
その祝祭の時間が、次の、より困難な航海へと向かうための、最高のエネルギー補給となるのです。
このように自分の心の中で、一つの節目となる出来事を迎え、それをベースに行動へと繋げていく。
この「節目効果」を、もっと積極的に、あなたの航海計画に組み込んでみませんか。
方法1:あなたの航海図に、新たな「寄港地」を描き加える
新年や1周年といった、自然に訪れる節目を、ただ待つだけではもったいない。
あなた自身の手で、あなたの航海図に、新たな「寄港地」を設定するのです。
例えば「プロジェクト開始100日記念」
例えば「目標達成までの、ちょうど中間地点」
例えば「初めて成果が出た、あの日」
どんな、ささやかなことでも構いません。
あなたにとって意味のある日を「記念日」として、あらかじめ設定しておく。
その意図的に作られた「寄港地」の存在が、長く単調になりがちな航海に、心地よいリズムと短期的な目標を与えてくれるのです。
方法2:「寄港地」に頼らず、自らの手で「羅針盤」を覗き込む
しかし時には、周りを見渡しても島影一つない、大海原の真ん中を進み続けなければならない時もあります。
そんな時にこそ、真の船乗りの腕が試されます。
彼らは寄港地に頼らずとも、自らの船旅を常に正しい方向へと導くための、もう一つの、極めて強力な習慣を持っています。
それは「定期的に錨を下ろし、自らの現在地を確認する」という、鉄の規律です。
例えば、毎週金曜日の夜。あるいは、毎週月曜日の朝。
あなただけの「定点観測」の時間を、強制的に設けるのです。
そして自らの「航海日誌」を開きます。
- この1週間で、どこまで進む計画だったか?(予定航路)
- 実際に今、自分はどこにいるのか?(現在地点)
- なぜ、そのギャップは生まれたのか?(追い風と逆風の分析)
- では、次の1週間の最初の針路は、どこに向けるべきか?(次なる一歩)
この地道で、しかし確実な振り返りの習慣。
それこそが、あなたの航海の方向を常に微調整し、あなたを最短距離で目的地へと導く、最高の「羅針盤」となるのです。
これこそが、自らの手でPDCAサイクルを高速で回していくということに、他なりません。
どうか、あなたの目標達成という尊い航海を、ただの根性論で乗り切ろうとしないでください。
戦略的に「寄港地」を設定し、その祝祭を心から楽しむ。
そして規律を持って「羅針盤」を覗き込み、常に自らの航路を修正し続ける。
その賢明で人間的な航海術こそが、あなたをまだ見ぬ輝かしい新大陸へと、確実に運んでくれるはずですから。
ぜひ、あなたの行動のヒントにしていただければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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