あなたの人生の「主人公」は、今、どんな顔をしていますか
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
優れた物語には、必ず、魅力的な主人公がいます。
彼らは時に笑い、時に涙し、そして絶望的な逆境の中でさえも、読者の心を掴んで離さない、確かな輝きを放っています。
漫画や小説の世界には「キャラ設定」という言葉があるそうです。
物語に登場する人物の性格や考え方、そして行動様式を、物語が始まる前に、緻密に設定する行為です。
何が好きで、何が嫌いか。
どんな出来事に喜び、どんな言葉に傷つくか。
絶望の淵に立たされた時、その人物は空を仰ぐのか、それとも、固く拳を握りしめるのか。
優れた作家は、こう言います。
このキャラ設定を完璧に行うことができれば、そのキャラクターは、物語の中で、やがて自らの意志で動き始めるのだと。
作家の想像すら超える領域で、登場人物が躍動し、物語を力強く、前へと進めていく。
それは、まるで、キャラクターに魂が宿る瞬間のようです。
さて、この考え方。
そっくりそのまま、あなたの目標達成の道のりに、転用できるとしたら、どうでしょう。
ここで設定すべきは、架空のキャラクターではありません。
あなた自身の、キャラクター設定です。
あなたの人生という、壮大な物語。
その作者は、他の誰でもない、あなた自身です。
そして、その主人公もまた、あなた自身なのです。
私たちは日々、様々な選択を迫られます。
その無数の選択の積み重ねが、あなたというキャラクターを形作り、あなたの物語の行方を、決定づけています。
しかし、その選択を、その場の感情や、周囲の評価に、委ねてしまってはいないでしょうか。
もし、あなたが、自らの手で、最高の物語を紡ぎたいと、本気で願うのなら。
まず、やるべきことは、一つです。
あなたの物語の主人公として、理想の「あなた」を、明確に設定すること。
そして、その設定にふさわしい自分として、日々を生きることです。
特に重要だと、自分が思うのは、順調に進んでいる時よりも、逆境に直面した時の、行動特性を、あらかじめ設定しておくことです。
例えば、あなたの前に、高く、分厚い壁が、立ちはだかったとします。
その時、あなたの主人公は、どんな行動を取るでしょうか。
どんな言葉を、発するでしょうか。
「もうダメだ」と、膝から崩れ落ちるキャラクターでしょうか。
誰かのせいや、環境のせいにして、ただ、不平不満を並べるキャラクターでしょうか。
それとも。
絶望的な状況であればあるほど、その瞳に、不屈の炎を宿す。
決して諦めず、何度も、何度も、立ち上がる。
仲間の裏切りにさえ「それでも信じる」と、言い切る。
そんな、ヒーロー漫画の主人公のような、キャラクター設定を、自らに課しておくのです。
そうすれば、どうでしょう。
あなたが、実際に、厳しい状況に置かれた時、もう、迷う必要はありません。
「自分は、諦めずに、何度も立ち上がるキャラクターなんだ」
その設定が、あなたの行動を、自動的に、導いてくれます。
キャラクター設定により、諦めないことが、あなたにとっての「普通」になる。
逆境でも、ひるまずに行動することが「当たり前」になるのです。
周りの評価に応じて、やる気をなくしたり、うまくいかないからと言って、投げ出したりする。
そんな、弱い自分から、脱却することが、可能になります。
なぜなら、あなたの行動基準は、もはや、他人の評価や、目先の成果ではないからです。
あなたの行動基準は、ただ一つ。
「この主人公なら、どうするか?」
その問いだけになるのです。
これは、決して、精神論ではありません。
極めて高度な、自己客観視の技術です。
自分の感情と、行動の間に、意図的に「キャラクター」という名の、フィルターを一枚挟む。
それによって、私たちは、感情の奴隷になるのではなく、感情の「使い手」になることができるのです。
さあ、今すぐ、ペンを取ってください。
あるいは、静かに、目を閉じて、想像してください。
あなたの物語の主人公。
そのキャラクターシートを、今、ここで、作り上げるのです。
【あなたのキャラクター設定シート】
1. 主人公の、究極の目標は、何か。
(例:自分の力で、多くの人を、幸せにする)
2. 主人公の、根幹を成す信念は、何か。
(例:どんな時も、誠実であること)
3. 逆境に直面した時、この主人公は、どう行動するか。
(例:決して下を向かない。まず、事実を、冷静に受け止める)
4. 他人の批判に晒された時、この主人公は、どう反応するか。
(例:それを、成長のヒントとして、感謝する)
5. 成果が出ずに、心が折れそうな時、この主人公は、何を思い出すか。
(例:最初に、この道を歩き始めた、あの日の情熱を思い出す)
このキャラクター設定に、正解はありません。
あなたが、心の底から「こうありたい」と願う、理想の姿。
それを、あなたの主人公の姿として、設定すればいいのです。
そして、一度、設定したのなら。
明日から、いや、今、この瞬間から。
その主人公として、生きてみてください。
あなたの人生という物語は、あなた自身が、最高の主人公を演じきることで、最高の結末を迎えることができるのです。
ちなみに、ヒーロー漫画でよくある「友情」というキーワード。
これも、また、極めて重要な要素ですが、そこは、また別の機会に、お話ししましょう。
まずは、あなた自身のキャラクターを、確立すること。
そこから、全ては、始まるのです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
【お知らせ】
Amazon Kindleにて電子書籍の新刊を発行しました!
Unlimited契約の方は無料でお読み頂けます。
■目標達成大全
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FHDDYW5R
本ブログをメルマガにて配信中!
ご登録頂くと毎日自動配信されます。
■毎日インストールする「やり抜く力」の実践論
https://www.mag2.com/m/0001694890.html?reg=mm_promo