あなたの人生における「42.195km」の、本当の走り方
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
突然ですが、あなたは「フルマラソンを完走する」と聞いて、どんな光景を思い浮かべるでしょうか。
42.195kmという、果てしない距離。
苦悶の表情で、歯を食いしばり、ただ、ひたすらに走り続ける、超人のような姿。
自分には、到底、縁のない世界だ。
もし、あなたが、少しでもそう感じているのなら。
今日は、その、高く、分厚く、そびえ立つように見える「壁」の、意外な正体について、お話しさせてください。
そして、もし「やり方」さえ知っていれば、その壁は、決して、あなたが思うほど高くはない、ということを、証明させてください。
自分は、こう考えています。
体に何らかのハンディキャップをお持ちの方以外であれば、基本的には、誰でも、フルマラソンくらいは、完走できる、と。
「そんな、無茶なことを」と思われるかもしれませんね。
しかし、これには、一つの、しかし、極めて重要な「条件」があります。
それは「完走の定義」を、正しく、理解することです。
多くの人は、フルマラソンを完走する、ということは、レースの最初から最後まで、一歩も歩かずに、走り続けなければならない、と思い込んでしまっています。
しかし、違うのです。
大会が、あなたに求めている、本当のゴール。それは、ただ、一つです。
「レースで定められた、制限時間内に、フィニッシュテープを切ること」
ここに、気づいてください。
そのルールの中には「ずっと走り続けなさい」などという項目は、一言も、書かれていないのです。
途中で歩いてもいい。給水所で、立ち止まって、屈伸をしてもいい。
極端な話、制限時間を目一杯使って、ゴールすることを目指すなら、多くの道のりを、歩いて進むことさえ、可能なのです。
そう考えたら、どうでしょう。
あれほど、絶望的に思えた、42.195kmという距離が、少しだけ、身近なものに感じてきませんか。
もちろん、何の準備もなしに、いきなりスタートラインに立てるわけではありません。
レースのための、適切な練習は、必要です。
しかし、それも、あなたが想像するような、血の滲むようなトレーニングとは、少し、違います。
自分は、まず「10kmを無理なく走り切れる体力」さえあれば、フルマラソンの完走は、十分に可能だと考えています。
そして、この「10km走れる自分」になることは、正しい手順で準備をすれば、決して、難しい話ではないのです。
大切なのは、いかに、練習を「習慣化」するか。いかに、無理なく続けられる、自分だけの練習メニューを、構築するか。
最初は、誰かのサポートがあった方が、その習慣化は、より、スムーズに進むでしょう。
この、最低限の体力が、準備できたなら。
その先は、もはや、筋力や、根性の世界ではありません。
それは「知識」と「戦略」の世界です。
・自分の体力で、最後までエネルギー切れを起こさない、最適なペース配分は何か。
・どのタイミングで、何を補給すれば、ペースダウンをせず走り続けられるか。
・そして、初心者にとって、最も重要なこと。疲労がピークに達する「前」に、どの地点で、戦略的に「歩く」か。
「歩くこと」は、敗北や、甘えではありません。
ゴールまで、確実にたどり着くための、極めて高度で、知的な「戦略」なのです。
さて、このフルマラソンの話は、そのまま、あなたの人生における、壮大な目標達成の道のりに、置き換えることができます。
あなたが今「自分には、到底、無理だ」と、挑戦を諦めかけている、その高い壁。
その壁の「本当のゴール」は、一体、何でしょうか。
あなたは、無意識のうちに「一歩も歩かず、完璧に、走り切ること」を、自分自身に、課してしまってはいないでしょうか。
もしかしたら、本当のゴールは、もっと、シンプルかもしれません。
「制限時間内に、たとえ、泥臭くとも、最後まで、やり遂げること」
それこそが、あなたが、本当に目指すべき、唯一のゴールなのではないでしょうか。
そのためには、時には、歩いてもいい。立ち止まってもいい。
誰かのサポートを借りる(給水を差し出してもらう)ことも、無理なスピードで進まず、ペースを調整する(歩く)ことも、一度、休んで、体勢を立て直す(休憩する)ことも、全てが、ゴールにたどり着くための、優れた「戦略」なのです。
世の中には、外から見ると、あまりにも大変そうに見えるけれど、その「正しいやり方」を知っていれば、実は、そこまで大変ではない、ということが、案外、たくさんあります。
大切なのは、情熱と、それに対する、正しい情報収集と、準備。そして、ほんの少しの、発想の転換です。
どうか、自らが作り出した「完璧」という名の、幻想の壁に、怯えないでください。
その壁の正体を見極め、正しい知識を手にすれば、あなたにも、必ず、ゴールテープは切れるのですから。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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