あなたの「継続」が「成果」に繋がらない理由

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

「成功するまで実行する人が、成功者になる」

目標達成を意識して行動されている方であれば、耳にタコができるくらい聞いたフレーズではないでしょうか。

自分も、何回聞いたか分かりません。

しかし、このあまりにも有名で、力強い言葉。

もし、表面通りにこの言葉を捉えているとしたら、あなたの貴重な努力は、残念ながらいつまで経っても望む成果に結びつかないかもしれません。

本日は、その、致命的にもなり得る「勘違い」を補正するための、大切なお話をさせて頂ければと思います。

あなたは、「成功するまで実行する」ことを、もしかしたら「継続は力なり」という言葉と勘違いしているかもしれません。

さて、「成功するまで実行する」ことと「継続すること」、この二つは、一体何が違うのでしょうか。

一見、同じことを、表現を変えて言っているようにしか、見えないかもしれません。

しかし、この二つの間には、決定的な違いがあると自分は考えています。

「継続は力なり」という言葉から、私たちがイメージするもの。

それは、反復練習的なアプローチです。

毎日、素振りを繰り返す。毎日、筋トレを続ける。

同じことを繰り返すことによって、地力がアップするというイメージ。

これはこれで、もちろん非常に価値のあることです。

一方で「成功するまで行動する」というのは、そういう話ではありません。

これは、一つのやり方を試して、ダメだった場合は別のアプローチを試してみる、という話です。

一言で言えば「PDCAを回し続ける」ということです。

もし、あなたが、間違ったフォームで、素振りを「継続」していたとしたら、どうなるでしょう。

100回やっても、1000回やっても、決してボールを的確に打てるようになりません。

むしろ、変な癖がついて、事態は悪化するかもしれない。

ダメなアプローチであれば、何回繰り返しても、やっぱりダメな結果に終わってしまうのです。

だからこそ、単なる「継続」ではなく「改善」しながら、次のアプローチを考える必要があるのです。

この時に、あなたの進め方の大きなヒントとなるのが、大昔の戦艦が主砲を敵艦に直撃させるために用いたアプローチです。

昔のセンサーや着弾予測の精度は、今とは比べ物にならないほど低かったそうです。

だから、彼らは「一発で、完璧に、直撃させよう」とは、考えていませんでした。

彼らのアプローチはこうです。

1. まず可能な範囲で狙って打つ

・今持っている情報と、経験に基づき、その時点での「最善の仮説」として、最初の一弾を撃ち込む。

2. 残念ながら、初弾は基本的に外れる

・彼らは、初弾が外れることを最初から織り込んでいるのです。

・ここで「なぜだ、失敗だ」と、嘆いたりはしません。

3. その時点で最善と思われる着弾予測を行う

・狙った状況と、初弾が着弾した場所(=結果)を冷静に観測する。

・その「事実(データ)」に基づき「どう補正すれば、次の弾がターゲットに近づくか」を、瞬時に計算する。

4. 補正して次弾を打ち込む

・そして、たぶん、まだ外れてしまいます。

・しかし、確実にターゲットには近づいている。

5. これを、ひたすら繰り返す

・着弾地点を確認し、補正し、撃つ。着弾地点を確認し、補正し、撃つ。

・この地道な弾道予測と、補正のサイクルを高速で回し続け、そして、最後には、必ず当てるのです。

いかがでしょうか。

あなたの目標達成も、全く同じだとは思いませんか。

最初から完璧な「正解」を導き出し、一発で直撃できることなど、基本的にはありません。

そんなものは幻想です。

なので、外す前提で、与えられた状況や情報の中で、一旦、その時点の最善策と思われる打ち手(=仮説)を試してみるのです。

そして、その結果を冷静に分析する。

ここで重要なのは、不必要に「考える」ことに重点を置きすぎないことです。

「なぜ、失敗したのか」と、過去の分析に時間を費やしすぎるのではなく、「では、次どうするか」という、未来への次の一手をさっさと判断して、早く繰り出した方がいいのです。

そして、また、その結果を分析する。

結局は、これをひたすら繰り返す。

直撃(成果)が出るまで、改善を繰り返し続ける。

それこそが「成功するまで行動する」という言葉の本当の正体だと考えています。

エレガントで、スマートに、結果を出したい。

そう、考える方もあるかもしれません。

しかし、自分の周囲で、着実に成果を出している人は、結局、みんな泥臭く、やるべきことをやっている印象です。

大事なのは、初弾を外すことを恐れないこと。

そして、その結果から学び、弾道予測(仮説)を繰り返し、補正し続け、最終的に直撃を出す、その執拗なまでの学びと行動の姿勢です。

どうか、スマートに成果を追い求めるのではなく、泥臭く、確実な、一歩一歩の「改善」を積み重ねて下さい。

その地道な「補正」の先に、あなたの本当の「直撃(ゴール)」はきっとあります。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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