あなたの「当たり前」は誰かの「特別」である
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
先日、とあるビジネスセミナーに参加していました。
そこは、経営者や個人事業主が集まる場で、自分よりも独立してビジネスをされている経験が長い方ばかり。
おそらく、すでに大きな成功をされている方も、多く集まる場であったと思います。
今日は、そんな少し緊張感のある場で得た、一つの大きな「気づき」について、共有させて頂ければと思います。
それは、起業家向けの集客コンサルタントの方から、お話をお伺いするセミナーでした。
そのセミナーはオンラインで実施されていたのですが、その中でいくつかワークがあり、ブレイクアウトルームに分かれて、意見を交換するという場面がありました。
そのような形式でしたので、ブレイクアウトルームに分かれたチームメンバーで実施すべき内容は、与えられた時間の中で議論をまとめ、それを全体に発表する、ということになります。
簡単に言うと、会議における「ファシリテーション」と「タイムマネジメント」そして「結果を報告する」という役割が必要になります。
自分は、以前勤めていた会社でPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)という役割で、このようなことを、日常的に実施していました。
なので、特に苦労することなく、ごく自然に実施することができます。
当然、会社の周囲のメンバーも、若手であっても、同じように業務の中で同様に取り組んでいます。
そのような世界で約3年過ごしていたため、自分にとって、会議のファシリテーションや、議事をまとめるような能力は、もはや「当たり前」にできること、という認識でした。
特に、今回集まったような、自分より遥かに実績を出されている、百戦錬磨の起業家の方であれば。
そんなものは、自分ができること以上に当たり前のようにできるはずだ。
そう、無意識に思い込んでしまっていたのです。
しかし、実際にブレイクアウトルームに分かれて役割を決める時。
意外にも、みんなが、お互いの顔色をうかがう「お見合い状態」になっていることに気づきました。
このような場合、以前勤めていた会社であれば、誰かが自ら役割を買って出るのが普通でした。
しかし、今回は「誰かやってくれないかな」という空気が流れていました。
なので、自分はいつも通り「あ、自分がやりますよ」と、お伝えしたのです。
すると、どうでしょう。
周囲の方々から、非常に喜んで頂くことができました。
自分にとっては、当たり前にできるごく普通の役割をこなしただけ。
しかし、周囲の方からは、そのように感謝して頂ける。
しかも、自分より、遥かに実績を出しているはずの起業家の先輩方から、そのような目で見て頂ける。
この経験は、自分に当たり前の事実を思い出させてくれました。
それは「自分が普通にできることが、周りの方々も、普通にできるというわけではない」という、あまりにもシンプルで、しかし、見過ごしがちな真実です。
特に、今回のように自分がまだ駆け出しの「起業家」というコミュニティで捉えてしまったときはそうです。
人はそれぞれ、特性があり、得手不得手があります。
やれること、やれないことが、あるのは当たり前です。
ついつい「起業家」という、一つの大きな括りで見た時に、自分ができるこの程度のことは、経験豊富な彼らであれば、当然のようにもっと上手くできるはずだ、と思い込んでしまいがちです。
しかし、やはり、そこには個性や、能力差があり、できること、できないことの差は明確に発生するのです。
ここで、あなたにお伝えしたい最も重要なこと。
それは「あなたの個性を生かして、あなたが当たり前にできることを最大限に活用する」ということです。
あなたの勝手な思い込みで「周囲の自分より優れている人たちが、自分より全てにおいて能力が上だ」などと、決して思わないで頂きたいのです。
比較の仕方、基準によって、ある観点では能力が上の方であっても、別の観点から見れば、あなたの方が圧倒的に優れている点。
それが、必ず多数あるはずです。
【あなたの「当たり前」という名の「最強の武器」を見つける方法】
1. あなたが「苦もなく、できてしまうこと」は何か?
・あなたが、特に努力しているつもりもないのに、なぜか人からよく褒められたり、感謝されたりすることは何でしょうか。
・「人の話をじっくり聞くこと」かもしれません。
・「複雑な物事を分かりやすく整理すること」かもしれません。
・「場の空気を読んで盛り上げること」かもしれません。
・それは、あなたにとっては、息を吸うのと同じくらい「当たり前」のことなので、あなた自身が、その価値に気づいていない可能性が非常に高いのです。
2. それは、誰にとって「価値」があるか?
・あなたが当たり前にできる、そのスキル。
・それを「苦手だ」と感じている人、あるいは「お金を払ってでもやってもらいたい」と感じている人は、どこにいるでしょうか。
・今回の自分の例で言えば「ファシリテーションが苦手な起業家」が、まさにそれでした。
・あなたの「当たり前」は、誰かの「切実な悩み」を、解決する鍵になるのです。
どうか、あなたのそのユニークで、価値ある才能を、あなた自身の手で「当たり前だ」というレッテルを貼って過小評価しないで下さい。
それこそが、他の誰にも真似できない、あなたのビジネスや、人生を切り開くための、最強の武器なのですから。
ぜひ、そのような捉え方で、日々の活動を考えて頂ければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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