あなたの「マシン」の、セッティングは完璧か?

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

今日は、地味で、大切だけど、つい見過ごされがちな、一つの真実について、お伝えさせてください。

実は先日、自分は、メガネを新調しました。

お店で視力を測定し、フレームを選び、レンズを入れてもらう。

その場で試着した時は、視界がクリアになり、これで日々の生活がもっと快適になるだろうと、期待していました。

しかし、です。

自宅に持ち帰り、日常で使い始めると、どうにも、見えづらさを感じてしまうのです。

メガネの位置を、指で、何度も、何度も、調整し、レンズと目の中心が、ピタリと合った、その、ほんの一瞬だけは、ちゃんと見える。

しかし、少し動くと、また、視界がぼやけてしまう。

「これは、レンズの度数が、合っていなかったのかもしれない」

そう考えた自分は、レンズの再作成をお願いしようと、改めて、眼鏡屋さんへと、向かいました。

そこで、見え方や、困っている状況を、店員さんに伝えました。

すると、その店員さんは、こう言ったのです。

「レンズを作り直す前に、一度、フレームの調整を、試してみましょうか」と。

そして、自分の顔の形に合わせて、耳に掛ける部分の曲がり具合や、鼻に当たるパッドの高さなどを、ミリ単位で、丁寧に、調整してくれました。

その結果、どうなったか。

なんと、あれほど悩まされていた視界のぼやけが、完全に消え去ったのです。

調整前とは比べ物にならないくらい、全てがはっきりと見えるようになりました。

この時、自分は、衝撃を受けました。

レンズという「道具の本体」は、完璧だったのです。

問題は、ただ一つ。

その道具を、自分の顔という、唯一無二の環境に、最適化させる「セッティング」が、できていなかっただけなのです。

このように、メガネ一つとっても、ちゃんと、狙い通りの位置で使わないと、本来の機能を発揮できない。

やはり、道具というのは、それを設計した人の、明確な「コンセプト」があります。

そのコンセプトに則って、正しく使わなければ、本来、発揮されるべき、真価は、決して、現れないのです。

このあたりは、自分が大好きなF1のマシンにおいても、全く同じです。

世界最高のエンジンと、最高のシャシーを手に入れたとしても、それだけでは、レースに勝つことはできません。

F1の週末において、金曜日と土曜日の、ほとんどの時間は、レースや予選に向けた「セッティング」のために、費やします。

気温や、湿度、路面の状態、そして、ドライバーの感覚。

それら、無数の変数に合わせて、マシンの最終調整を、完璧に行うこと。

その、地道で、緻密な「セッティング」こそが、日曜日の、わずかコンマ数秒の、勝敗を分けるのです。

そして、この原則は、F1マシンのような、物理的な道具だけに、当てはまるものでは、ありません。

物事の考え方である「フレームワーク」や、問題を解決するための「思考法」といった、目には見えない、知的な道具も、全く同じです。

あなたは、何か、新しい思考法を本で学んだ時「なんとなく、理解したつもり」になって、その表面だけをなぞり、実践してはいないでしょうか。

そして「なんだ、このツールは、使えないな」と、勝手に、判断してしまっては、いないでしょうか。

その道具が、そもそも、どんな狙いで作られ、どういう状況で、最大の効果を発揮するのか。

その、前提となるコンセプトを、深く理解した上で、それを、今の自分の状況に、最適化させるための「セッティング」に、最善の努力を尽くす。

その、ひと手間を、惜しんではいけないのです。

どうせ使うのであれば、その道具が持つ、100%の効果を発揮できる使い方をしなければ、意味がありません。

あなたの、貴重な時間や、お金という、投資も、全て、無駄に終わってしまいます。

どうか、あなたの手元にある、素晴らしい道具たちを「使えない」と、簡単に、見限らないでください。

問題は、道具ではなく、あなたの「セッティング」にあるのかもしれないのですから。

ぜひ、日々、いろんなツールを使う中で、一度、立ち止まってみてください。

「自分は今、このツールの、本来のパフォーマンスを、本当に、引き出せているだろうか」と。

その問いが、あなたの成果を、次のレベルへと引き上げる、最高の「調整」の、始まりとなるはずです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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