あなたの「できないかも」を「できる」に変える方法

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

目標達成に向けて行動を続けている時に、なかなか上手くいかないことも多くありますよね。

というか、新しいプロジェクトに取り組むのであれば、上手くいかないことの方が多いような気がします。

そして、この上手くいかない状態から、どうやって目標達成に持っていけるか。

それが、日々の行動を通して、私たちが成し遂げなければならないこと、そのものです。

多くの成功者というのは、物事に対して「必ずできる」と信じて行動している、という話を聞いたことがあります。

言い方を変えると「できるまで行動している」ので、結果的に成功している、ということです。

「必ず達成できる」と信じて行動するのと、「上手くいかない状況を抱えて、このまま達成できないかもなぁ」と思いながら行動するのとでは、取り組むモチベーションも、その行動の質も、全く違ってきます。

どうせ取り組むのであれば、絶対に成功すると信じて行動した方がいい。

それは、間違いありません。

しかし、多くの人は、こう反論したくなるのではないでしょうか。

「そうは言っても、信じられないから、困っているんだ」と。

今日はその「信じる」ということの本当の意味について、自分の例で恐縮ですが、一つの具体的な話をさせて下さい。

実は自分は、青森から下関まで1521kmの距離の本州縦断を走って達成したことがあります。

ちなみにこれは、フットレースという競技で、当時、歴代最高記録で完走したという、おまけ付きになります。

ここだけの話を聞けば「すごい人だな」という感想になるかもしれません。

しかし、この話には、もう一つ前置きがあります。

レースを完走したのは、2017年。

自分は、2016年、すなわち、その1年前にも同じレースに挑戦しているのです。

この時、実は、約250km地点で、疲労骨折のためリタイアしています…

主催者に聞いたところ、この距離でのリタイアというのは史上最短記録になるそうです。

史上最短記録でのリタイア。

そのわずか1年後に、歴代最高記録での完走。

この二つの相反する結果の間に、一体何があったのでしょうか。

もちろん、完走した年は、前年の経験があるので、やりやすいという部分はあります。

しかし、それ以上に、実は「考え方」に決定的なポイントがあったと、自分は分析しています。

リタイアした翌年、スタートラインに立った時の心境。

それは「またリタイアするかもしれないなぁ」とは、全く、思っていませんでした。

自分は、心の底から「今年は確実に完走できる」と、信じていました。

なぜ、そんな根拠のない自信が持てたのか。

自分は、前年のリタイアを「運が悪かった」という、漠然とした「失敗」として処理しませんでした。

リタイアの原因を分析しました。

その結果、たどり着いた結論は足に負担が掛かる走り方の改善という、極めて具体的な「対策」でした。

前年は、その準備不足が疲労骨折という、必然の結果を生んだのです。

原因が「準備不足」という具体的なものであると分かったからこそ、「では、今回は、その原因を徹底的に潰す準備をすればいい」という、明確な「対策」を、立てることができました。

そして、その対策を、一年間、淡々と実行しました。

だからこそ、2017年のスタートラインに立った時、自分は、こう考えることができたのです。

「前年も、本当は完走できるはずだった」

「たまたま準備不足という失敗を犯しただけだ」

「今年は、その失敗要因を完全に取り除いてきた」

「だから、今年は確実に完走できる」と。

これは、感情論ではなく、自分自身が積み上げた事実に基づく論理的な「確信」だったのです。

成功者というのも、結局、同じような心持ちで、物事に取り組んでいるのではないでしょうか。

彼らは「確実に達成できる」という論理的な根拠を、自らの分析と、行動によって、創り上げています。

だから、たまたま上手くいかないことがあったとしても、それは「現時点で、たまたま上手くいってないだけ(=まだ対策が見つかっていないだけ)」であり、「本当は、ちゃんとやれば(=対策を講じれば)達成できる」という、揺るぎない心構えで進めているのだと思います。

別の例えで言えば、ミケランジェロが、石像を掘って、ダビデ像を作った時。

彼は、石の塊から、像を製作したのではなく、石の中にすでに埋もれていたダビデを「掘り起こした」だけ、という感覚だったと言います。

これも、彼の中には「完成形」という、絶対的な理想の姿が見えていた、ということです。

その、理想(ゴール)が見えているからこそ、目の前の現実(石)とのギャップ、すなわち、削るべき不要な部分が明確に見える。

これもまた、ゴールへの確信の一つの形です。

もし、あなたが今、目標に対して、苦戦している状況であったとしても。

その「上手くいかない」という現実を「自分には無理だ」という、感情的な「失敗」として、捉えないで下さい。

それは、あくまで「途中経過」であり、あなたの次の一手を導き出すための価値ある「データ」なのです。

そのデータを、どう分析し、どう次の一歩に繋げ、自らの「確信」へと変えていくか。

その知的な試行錯誤こそが、あなたを限界の先へと導いてくれるのです。

あなたの「できないかも」は、分析と行動によって、必ず「できる」へと変えることができます。

どうか、諦めずに、その「原因」と「対策」を見つめ続けて下さい。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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