【思考のOSアップデート】「やらねば」を「やりたい!」に変える、たった一つの魔法
おはようございます!
一緒にやり抜くマネジメントコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
今日で、この問題解決シリーズもいよいよ最終日。 あなたの目標達成を加速させるための「思考のOS」を、一緒にアップデートしていきましょう!
これまでのステップで、あなたは絡み合った問題の根本原因を突き止め、常識の枠を外して解決策を考え、そして昨日、あまりにも高かった「行動の壁」を乗り越えるための、確実な「はじめの一歩」を見つけ出しました。
その一歩は、もしかしたら「参考書を1ページだけ開く」かもしれませんし、「お世話になった人にメールの宛名だけ書く」かもしれません。本当に些細な、しかし、あなたの現実を動かす、とてつもなく重要な一歩です。
しかし…その一歩を前にして、あなたの心は、今、どう感じていますか?
「よし、やるぞ!」と、心からワクワクしていますか? それとも、心のどこかで「やらなくちゃな…」と、少しだけ重荷に感じてはいないでしょうか。
もし、後者だとしたら、それはごく自然なことです。 そして、それこそが、私たちが最後の最後に乗り越えるべき、「感情の壁」なのです。
■なぜ、「やらされ感」は生まれるのか?
どんなに小さな一歩であっても、それが「やらなくてはならないこと(Have to)」だと認識された瞬間、私たちの心は無意識にブレーキをかけ始めます。
それは、私たちの脳が「義務」や「強制」を嫌い、「自由」や「快楽」を求めるようにできているからです。「やらねば」という言葉には、どこか他者からの強制や、自分自身を縛り付けるような響きがあります。この「やらされ感」こそが、行動の最後のひと押しを、鈍らせてしまうのです。
目標達成の旅は、決して苦行である必要はありません。むしろ、そのプロセス自体を楽しめるかどうかが、最後までやり抜けるかを決める、最大の分かれ道と言っても過言ではないのです。
では、どうすれば、この「やらなくてはならない」という重たい荷物を、「心からやりたい!(Want to)」という、軽やかな翼に変えることができるのでしょうか。
■ポイント:あなたの「一歩」に、ワクワクをトッピングする
答えは、あなたの「ベイビーステップ」を、あなた自身の手で「ワクワクするもの」にデザインし直すことです。
課題そのものを変える必要はありません。課題との「付き合い方」を、ほんの少し工夫するだけです。料理にスパイスを振りかけるように、あなたの「一歩」に、ワクワクするような「トッピング」を加えてみましょう。
ここでは、すぐに試せる3つの「ワクワク・トッピング」をご紹介します。
1.「ご褒美」トッピング
最もシンプルで、強力な方法です。その小さな一歩を、あなたの好きなこととセットにしてしまうのです。
- 「お気に入りのカフェで、一番好きなケーキを食べながら、メールを1通書く」
- 「この1ページを読み終えたら、大好きな音楽を1曲、集中して聴く」
- 「企画書のアイデアを5分考えたら、見たかった動画を1本見る」
ポイントは、「終わったら」だけでなく「やりながら」ご褒美を用意すること。そうすれば、行動そのものが楽しい時間へと変わっていきます。
2.「ゲーム」トッピング
特にゲーム好きの方は、この方法がハマるかもしれません。退屈なタスクを、簡単なゲームに変えてしまうのです。
- タイムアタック:「この入力作業、5分でどこまでいけるか?」
- スコアアタック:「10分でいくつのアイデアを出せるか?」
- レベルアップ:「今日はここまでできたから、レベル1クリア!」
スマホのタイマーをセットするだけでも、程よい緊張感が生まれ、集中力が高まります。昨日の自分より0.1ミリでも前に進めたら、それは立派なスコアです。
3.「なりきり」トッピング
少しユニークですが、効果は絶大です。その一歩を踏み出す瞬間に、あなたが憧れるヒーローやヒロインに「なりきって」しまうのです。
- もし、あなたがあの敏腕ビジネスパーソンなら、どんな風にこのメールを書くだろう?
- もし、あなたがあのトップアスリートなら、どんな気持ちでこのトレーニングを始めるだろう?
理想の人物になりきることで、自然と視点が高くなり、セルフイメージが引き上げられます。すると、目の前のタスクが「やるべき雑務」ではなく、「理想の自分になるための儀式」のように、意味のあるものに感じられてくるはずです。
■さあ、最後の魔法をかけよう
このシリーズでお伝えしてきた「思考のOS」のアップデートは、今日で一区切りです。 しかし、あなたの目標達成の旅は、まさにここからが本番。
昨日あなたが見つけた、小さな、しかし偉大な「はじめの一歩」。 その一歩を、ぜひ、あなただけの「ワクワクする一歩」に演出してみてください。
それは、一杯のコーヒーかもしれません。一曲の音楽かもしれません。あるいは、タイマーのスタートボタンを押すことかもしれません。
どんな些細なことでも構いません。 「やらなくちゃ」が「よし、やりたい!」に変わる瞬間を、あなた自身で創り出すのです。
その一歩は、あなたの未来を切り拓く、最高にクリエイティブで、楽しい一歩になるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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