「認められたい」が原動力だとゴールまでは辿り着けない

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

今日は、現代社会において誰もが抱えている、ある「欲求」との付き合い方についてお話しさせて下さい。

それは「承認欲求」です。

SNSを開けば「いいね」の数が気になり、職場では上司や同僚からの評価に一喜一憂する。

「頑張っている自分を見てほしい」「すごいと言われたい」「認められたい」。

こうした感情は、人間であれば誰しもが持っている自然なものです。

マズローの欲求5段階説でも言われている通り、生理的欲求や安全欲求が満たされれば、次に社会的な帰属意識や、他者からの承認を求めるのは当然の心理プロセスだと言えます。

なので、承認欲求を持つこと自体が決して悪いわけではありません。

しかし、目標達成という観点において、この承認欲求を「過度に」求めすぎてしまうことは、あなたの足を止める大きなブレーキになりかねないということを、今日はお伝えしたいと思います。

なぜ、承認欲求を求めすぎることが問題なのでしょうか。

それは、あなたの行動の動機、すなわちエンジンの燃料が「他人」という、自分ではコントロールできない要素に依存してしまうからです。

以前、鏑木毅さんの書籍紹介のブログでもお伝えしましたが、目標達成において重要なのは「自分がコントロールできる要素」に集中することです。

しかし、「認められたい」という欲求は、文字通り他人の評価に依存しています。

どれだけあなたが素晴らしい成果を出したとしても、相手がそれに気づくか、あるいはそれを評価するかどうかは、相手の気分や状況、価値観次第です。

つまり、承認欲求を原動力にしてしまうということは、ハンドルのない車でアクセルを踏み込んでいるようなもので、いつ壁に激突するか、非常に不安定な状態で走っていることになります。

例えば、あなたがブログを書き始めたとします。

最初は「誰かの役に立ちたい」という純粋な思いで始めたはずが、いつの間にか「どれだけ『いいね』がついたか」「どれだけ閲覧数が増えたか」ばかりを気にするようになってしまう。

反応が良い時はモチベーションが上がり、記事を書くのが楽しくなるでしょう。

しかし、反応が薄い時、あるいは批判的なコメントがついた時、どうなるでしょうか。

「誰も見てくれないなら意味がない」「自分には価値がないんだ」と、勝手に落ち込み、最悪の場合、更新を止めてしまうかもしれません。

これは、本来の目的であった「情報を発信して誰かの役に立つ」という目的が、「他人から賞賛されること」という目的にすり替わってしまった典型的な例です。

「認められること」が目的になってしまうと、認められない期間、すなわち下積みの期間や、成果が出るまでの潜伏期間を耐え抜くことができなくなります。

大きな目標であればあるほど、賞賛される日は遥か先にあります。

その長い道のりを「他人の拍手」なしで歩き続けるためには、承認欲求とは別の、自家発電できるエネルギーが必要になるのです。

では、どうすればこの「承認欲求の罠」から抜け出し、自らの足で立ち続けることができるのでしょうか。

大きく分けて三つの視点転換が必要だと考えます。

一つ目は、「評価軸を自分の中に持つ」ということです。

他人に「いいね」を押してもらうのを待つのではなく、自分で自分に「いいね」を押せるようになることです。

これは、先日お伝えした「過去の自分との比較」の話に通じます。

昨日の自分より、今日の自分は一歩でも前に進めただろうか。

先月の自分にはできなかったことが、今はできるようになっているだろうか。

その、自分にしか分からない微細な変化や成長を、誰よりも自分自身が敏感に感じ取り、認めてあげるのです。

「今日は気分が乗らなかったけれど、とりあえず机には向かえた」

「結果は出なかったけれど、この新しいアプローチを試せたことは大きな収穫だ」

このように、自分で自分を承認する「自己承認」のタンクを満タンにしておくことができれば、他者からの承認はあくまで「おまけ」程度に捉えられるようになります。

あっても嬉しいけれど、なくても困らない。

その精神状態こそが、プロフェッショナルとしての健全な「在り方」だと思います。

二つ目は、「ベクトルを自分から相手に向ける」ということです。

承認欲求が強い状態というのは、意識の矢印が常に「自分」に向いています。

「(私が)認められたい」「(私が)すごいと思われたい」「(私が)傷つきたくない」。

主語が常に「私」なのです。

しかし、ビジネスや人間関係の本質は「貢献」にあります。

視点を「自分」から「相手」に切り替えてみて下さい。

「どうすれば、目の前の人が喜んでくれるだろうか」

「どうすれば、クライアントの課題を解決できるだろうか」

「自分の持っているリソースで、社会にどんな価値を提供できるだろうか」

意識のベクトルを「Give(与えること)」に向けた瞬間、不思議なことに「認められたい」という渇望感は薄れていきます。

なぜなら、行動の目的が「自分の評価を高めること」から「相手に価値を届けること」に変わるからです。

そして、承認欲求を手放し、相手への貢献に没頭している人ほど、結果として周囲から深く信頼され、感謝され、承認されるようになるという話もあります。

「たらいの水」の話ではありませんが、求めれば逃げていき、与えれば返ってくる。

それが承認のメカニズムなのかもしれません。

三つ目は、「プロセスそのものを愉しむ」ということです。

結果や評価だけを求めていると、そこに至るまでの苦労や努力は、単なる「コスト」でしかありません。

コストは低ければ低いほど良いので、楽をして評価されたい、という思考に陥りがちです。

しかし、目標に向かって試行錯誤すること、自分を磨くこと、そのプロセス自体に喜びや面白さを見出すことができれば、他人の評価は関係なくなります。

RPGのレベル上げのように、経験値を積んで強くなっていくこと自体を愉しむ。

自分が描いた理想の未来図(ビジョン)に、一筆ずつ色を塗っていく作業そのものに没頭する。

そこには、他人の入り込む余地はありません。

あなたが、あなた自身の人生というゲームを、プレイヤーとして心から愉しんでいるかどうか。

それだけが重要になります。

自分もかつては、会社員時代、会社や上司の評価を気にしながら過ごしていた時期がありました。

自分の思いと会社の方針の間で揺れ動き、自分が思った通りの行動を取るのが難しい状況もありました。

しかし、独立して自分でビジネスを始めてからは、そんなことを気にしている余裕はなくなりました。

評価するのは上司ではなく、市場であり、クライアントです。

そして、その評価は「提供した価値」に比例します。

自分がどれだけ頑張ったか、どれだけ認めてほしいかなど、相手には関係のないことです。

だからこそ、自分は「何を提供できるか」「どう役に立てるか」に集中せざるを得なくなりました。

結果として、それが自分を承認欲求の呪縛から解き放ち、より自由で、より力強い行動へと導いてくれたように思います。

もちろん、人間ですから、褒められれば嬉しいですし、批判されれば凹みます。

完全に承認欲求をゼロにすることは不可能でしょうし、その必要もないと思います。

ただ、それを「原動力(メインエンジン)」にしてはいけない、ということです。

承認欲求は、あくまで「追い風」のようなものです。

吹けばラッキー、吹かなくても進む。

自分の足で、自分の意志で、決めた道を淡々と歩き続ける。

そのために、自分で自分を認め、相手への貢献に集中し、プロセスを愉しむ。

あなたがもし、今、「認められたいのに認められない」と苦しんでいるのなら。

一度、その荷物を下ろしてみてはいかがでしょうか。

そして、「自分は本当は何を成し遂げたいのか」「誰のために力を使いたいのか」という原点に立ち返ってみて下さい。

誰かからの拍手を待つのではなく、あなたがあなた自身の最大の理解者となり、応援団長となってあげて下さい。

そうすれば、周囲の雑音に惑わされることなく、あなたの本来の輝きを取り戻し、目標に向かって一直線に走り出すことができるはずです。

承認されるために生きるのではなく、自らの信じる道を生き抜いた結果が価値として残る。

そんな生き方を、一緒に目指していきましょう。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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