「言葉」ではなく「最後に残ったモノ」が全てを物語る
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
今日は誰もが頭では分かっていながら、自分も含めてなかなか実行が伴っていない場合もあることについて、自戒も込めてお伝えできればと思います。
目標達成に向けて行動が大事というお話を自分はいつもさせて頂いています。
もう耳にタコができるくらい聞かれている方もいると思います。
そして、このブログを読んで下さっている意識の高いみなさんは、行動すること自体をすでに意識されている方も多いと思います。
今日はそこにもう一歩踏み込んで、少し厳しい視点で考えて頂ければと思います。
その行動の結果は、果たして出ているでしょうか。
行動するという行為は、何か目的とすることがあって、それを達成するための手段でしかありません。
なので、何か行動したということは、その結果として何らかの「成果」が得られるという構図になっているはずです。
そして、その成果こそが大切になってきます。
当然ですが、これが自分たちが得たい果実であり、それが収穫できなければ、極端な話をすれば行動した意味は全くありません。
そこを常に意識しながら行動していく必要があります。
いつもお伝えしていることですが、よく陥りがちなのが「手段の目的化」です。
何らかの目的のために行動していたはずが、気がつけば行動すること自体に目的が移り変わってしまう。
汗をかいて行動することで満足感を得て、その結果がどうであったかというところまで意識が及ばないことがあるということです。
こうなってしまうと、せっかく行動しても結果が伴わなくなる場合があり、意味をなさなくなります。
忙しく動き回っているのに何も積み上がっていない、という状況は避けなければなりません。
そしてもう一つ、気をつけて頂きたいことがあります。
今のお話は、何らかの行動を行って、期待通りの成果ではないかもしれませんが、何らかの結果が出ているという点においてはまだマシな方かもしれません。
さらに気をつけて頂きたい、危険な状況があります。
それは、口先先行で、実行すると言いながら、実際には行動に出ていない状況です。
「いつかはやる」と言っている棚上げプロジェクトもそうですし、誰かに何かを求められた時に「やっておくよ」とだけ伝えるような、不明瞭な期限設定もない状態での空約束のようなものもそうです。
その結果、何が目の前に現れたかが全てになります。
そこに悪意はないのかもしれませんが、思いだけや口先だけで、結局その先の結果が伴わないのであれば、それは周囲の信用を失くします。
そして何より、本人にとっても何も進んでおらず、時間ばかりを浪費してしまうという良くない状況に陥ってしまいます。
厳しい言い方になるかもしれませんが、ビジネスにおいても、人生においても、評価されるのは「頑張った過程」ではなく「生み出された結果」だけです。
過程を評価してもらえるのは、学校教育までか、あるいは結果を出した人が「後日談」として語る時だけだと割り切った方が良いでしょう。
自分の意図がどうであれ、相手や市場は、あなたの目の前に提示されたアウトプット(成果物)だけで判断します。
「やるつもりだった」「頑張ってはいる」という言葉は、結果の前では無力です。
では、このような状況に陥らないようにするために、どうすれば良いのでしょうか。
自分や周囲に対して「何かをやる」と宣言する時は、必ず「明確な期限」を設定するということがおススメです。
「なるべく早くやります」ではなく「今週の金曜日の17時までに提出します」と言い切るのです。
期限を切ることで、自分自身に「締め切り効果」というプレッシャーをかけ、行動を具体化させることができます。
しかし、状況によっては、すぐに明確な期限が切れないということもあるでしょう。
必要な情報が揃っていない、相手の都合が分からない、といったケースです。
その場合は、「期限設定を考える期限」を設けるというのがおススメです。
強制的に、決めきれていなかった期限を決定する日を決めるのです。
「現時点では完了時期が見通せないので、来週の水曜日にスケジュールの見通しを報告します」といった具合です。
仮にその時点でまだ状況が動いておらず、期限設定が難しいのであれば、改めてまた期限設定の日程を決めてしまえばいいと思います。
一番問題なのは、なぁなぁで明確じゃない状況のまま放置するということであり、あるタイミングで意思決定するということを決断することは非常に重要だと思います。
ボールを空中に浮かせたままにせず、必ずいつまでに誰がボールを持つのかを明確にし続ける。
これが、物事を停滞させずに結果に繋げるための鉄則です。
結局、周囲もそうですし、自分自身もそうですが、どんなに口先や思いで「やろうとしていること」や「こういうことをやろうと考えてます」ということを宣言したところで、事実として何が生まれたかということが伴わないと、誰も信用してくれません。
そして、約束を守れない自分、結果を出せない自分に対して、自分自身も自己嫌悪に陥ったり、自分を信じられなくなったりすることでしょう。
自信とは、自分との約束を守り、小さな結果を積み重ねた先に生まれるものです。
結果が出ない行動や、口だけの宣言は、あなたの自信を削り取る「負債」になりかねません。
そんなことにならないように、自分や周囲との約束を期限設定して明確にし、そして確実に成果を生み出すという行為を続けて頂ければと思います。
もし、思うような結果が出なかったとしても、それは「失敗」という結果が出ただけであり、そこから学びを得て次に活かせば良いのです。
何も結果が出ない「保留」の状態が一番良くありません。
あくまでも、全ては結果に現れる。
あなたの本気度も、誠実さも、能力も、すべては最後に残った「成果物」が雄弁に物語ってくれます。
そのことを意識して、一つひとつの行動を「完了」させ、「結果」に変えていって頂ければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
【お知らせ】
やりたいことが始められない、進まない、あなたの現状を確認して、次の一歩を提案します。
夢に向かってリブートする機会にご活用下さい。
●【無料】60分棚上げプロジェクト現状分析セッション
本ブログをメルマガにて配信中!
ご登録頂くと毎日自動配信されます。
●毎日インストールする「やり抜く力」の実践論
Amazon Kindleで電子書籍を提供しています。
Unlimited契約の方は無料でお読み頂けます。
●目標達成大全
●人生で大切なことはすべてフォーミュラ1が教えてくれた
●一歩踏み出せなかったあなたが夢を実現する27のアイデア

