「自由」になるために、あえて「ルール」という不自由を受け入れる

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

今朝は特別寒かったですが、今日も変わらずランニングをしてきました。

「雨が降っていない限り走る」

これが自分の基本的なルールなのですが、おかげで今日も気持ちよくスタートを切れています。(凍えそうにはなりましたが…)

さて、本日はその「ルール」についてお伝えさせて頂ければと思います。

みなさんは、「ルール」という言葉を聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?

「縛られるもの」

「面倒くさいもの」

「自由を奪うもの」

おそらく、ネガティブな印象を持つ方が多いのではないでしょうか。

学校の校則や、会社のマニュアルなど、私たちはずっと「ルールを守りなさい」と言われて育ってきましたから、そう感じるのも無理はありません。

しかし、本日はあえて逆の話をさせて頂きます。

「自由になりたいなら、ルールを決めましょう」と。

こう聞くと、矛盾しているように受け取られるかもしれません。

ルールを決めるということは、自分を縛ること(不自由になること)ではないのか。

そう思われるのも当然です。

ですが、プロジェクトマネジメントの現場で多くのチームを見てきた経験や、自分自身の生活を振り返ってみても、実はルールがあるからこそ、迷わずに、高速で、そして自由に動くことができるという感覚があります。

なぜルールがあると自由になれるのか、そのメカニズムと活用法について深掘りしていきたいと思います。

まず一つ目の理由は、「脳のエネルギー節約」です。

いわゆる「決断疲れ」の回避ですね。

人間は、1日に最大で3万5000回もの決断をしていると言われています。

「朝起きるか、あと5分寝るか」

「何を着ていくか」

「朝ごはんはパンかご飯か」

「どのメールから返すか」

これらの一つひとつに、私たちの脳のエネルギーは確実に消費されています。

そして、夕方になる頃にはエネルギーが枯渇し、本当に重要な「ビジネスの意思決定」や「将来の計画」を考える力が残っていない…なんてことになりかねません。

そこで、ルールの出番です。

「朝は6時に起きて走る」

「服はこれを着る(スティーブ・ジョブズ方式ですね)」

「メールチェックは9時と13時と17時だけにする」

このように、日常の些細な行動を「ルール化(ルーティン化)」してしまえば、脳はいちいち悩む必要がなくなります。

自動操縦モードで処理できるのです。

そうやって節約したエネルギーを、クリエイティブな仕事や、クライアントへの価値提供といった「本当に脳を使うべき場所」に全集中させる。

これこそが、プロフェッショナルとしての正しいリソース配分ではないでしょうか。

二つ目の理由は、「初速の向上」です。

プロジェクトマネージャーの視点でお話しすると、プロジェクトの立ち上げ時(キックオフ)というのは、実は一番ルール作りが重要になるフェーズです。

会議の頻度、使うチャットツール、資料の格納場所、承認フロー。

これらを最初に結構ガチガチに決めておきます。

一見、窮屈そうに見えるかもしれません。

「もっと自由にやらせてよ」と思うメンバーもいるかもしれません。

でも、想像してみて下さい。

ルールがない状態でプロジェクトが始まったらどうなるでしょうか。

「ねえ、この資料どこに置けばいいの?」

「誰に何を使って連絡すればいいの?」

「承認って課長だけでいいんだっけ?」

メンバーは、本来の作業(開発や設計)に取り掛かる前に、この「迷い」の時間で足止めを食らいます。

荒れ地を走らされているようなものです。

一方で、しっかりとしたルール(レール)が敷かれていれば、メンバーは何も考えずにそのレールに乗ることができます。

「資料はここね、OK」

「連絡はSlackのこのチャンネルね、了解」

迷いがない分、初速が圧倒的に速くなります。

そして何より、余計な事務手続きに脳を使わなくて済むので、中身の議論や品質向上といった「本質的な作業」に没頭できるのです。

レールがあるからこそ、列車は脱線することなく、最高速度で目的地に向かうことができます。

ルールとは、私たちを縛る鎖ではなく、目的地まで高速で運んでくれる「レール」なのです。

三つ目の理由は、「心理的安全性の確保」です。

これは意外に思われるかもしれませんが、ルールがない状態というのは、実は非常にストレスがかかるものです。

「どこまでやっていいのか分からない」

「これをやったら怒られるんじゃないか」

基準がないため、常に上司や周りの顔色を伺いながら、恐る恐る進むことになります。

これでは、大胆なチャレンジなどできるはずがありません。

逆に、「ここまではOK、ここからはNG」という明確な線引き(ルール)があったらどうでしょうか。

「予算10万円までは現場判断で使っていいよ」

「定時内であればどこで働いてもいいよ」

この枠組み(ガードレール)があることで、その範囲内であれば、メンバーは安心して思いっきり暴れ回る(活動する)ことができます。

「守られている」という感覚があるからこそ、冒険ができるのです。

ルールは、プレイヤーの自由を奪う壁ではなく、プレイヤーが崖から落ちないように守るガードレールなのです。

そして最後、四つ目は「創造性を生むための枠」です。

「自由にやっていいよ」と言われて、途方に暮れた経験はありませんか?

真っ白なキャンバスを渡されて「好きな絵を描いて」と言われると、案外筆が動かないものです。

逆に、「30分以内で描いて」とか「青色だけで描いて」といった制約(ルール)を与えられると、人間は工夫を始めます。

「どうすればこの条件で面白くできるか」と脳がフル回転し、思わぬアイデアが生まれたりします。

俳句が五・七・五という極めて厳しいルールの中で、無限の世界を表現しているのが良い例です。

型(フォーマット)があるからこそ、中身の質を高めることに集中でき、そこにオリジナリティが宿るのです。

いかがでしょうか。

こうして見てみると、ルールというものが、決して私たちを苦しめるものではなく、むしろ私たちのパフォーマンスを最大化してくれる強力な味方であることが分かります。

ただし、一つだけ注意点があります。

それは、「ルールを絶対視しないこと」です。

一度決めたルールも、状況が変われば足かせになることがあります。

「動きやすくするために作ったルールなのに、ルールを守ることが目的になって動きにくくなっている」

これでは本末転倒です。

あくまで、目的は「動きやすくすること」「成果を出すこと」です。

もし今のルールが合わなくなったら、迷わず変えて下さい。

朝令暮改でも構いません。

定期的にメンテナンスを行い、常に「今の自分たちにとって最適なレール」であり続けるように調整すること。

これが、ルールを使いこなすコツです。

もし、「最近なんか動きが悪いな」「迷ってばかりだな」と感じている方がいらっしゃれば、あえて自分に「ルール」を課してみてはいかがでしょうか。

「金曜の午後は来週の計画に充てる」

「スマホは寝室に持ち込まない」

「悩んだら、ワクワクする方を選ぶ」

まずは小さな「自分ルール」からで十分です。

その小さなレールが、あなたの迷いを断ち切り、思考をシンプルにし、軽やかな行動力を生み出してくれます。

不自由を受け入れることで手に入る、本当の自由。

その心地よさを、ぜひ味わってみて下さい。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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