「自分でコントロールできる数字」がモチベーションの源となる

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

いつもお伝えしていることですが、目標を立てて行動することは大切です。

その際にビジネスの世界ではよく「SMART」という指標が用いられます。

このSMARTに従った目標設定をすると、目標が具体化しやすくなり、行動が起こしやすくなるというメリットがあります。

SMARTというのは英単語の頭文字から取ったものではありますが、その中の1つに「Measurable(メジャラブル)」すなわち「数値化できる」という指標があります。

今日はこの「数値化」という目標の考え方について、一つのヒントをお伝えできればと思います。

目標を数値化するとした時に、実は何でもかんでも数値化できればいいというものでもなかったりします。

目標を数値化するからには、それを「あなたの力」で達成する目標になります。

しかし、場合によっては、あなたの力だけでは達成できない目標のを立ててしまいがちです。

例えば「今月の売上○○万円」というような目標を立てるとしましょう。

多くの経営者や営業職の方がまず最初に掲げる目標だと思います。

実はこれ、あなたの行動も大切ですが「お客様がどう反応するか」という、相手側の事情も非常に大切になります。

相手の懐事情やタイミング、あるいは競合他社の動きなど、自分ではどうにもならない不確定要素が絡んでくるからです。

なので、一概にあなたの行動だけでは目標達成は難しいという状況も起こり得ます。

(まぁ、最終的には、経営者であれば、売り上げや収益を目標にしないといけないのは間違いないのですが…)

しかし、日々の行動指針として、この「相手次第」の目標だけを掲げているとどうなるでしょうか。

頑張ったのに契約が取れなかった時に「景気が悪いから」「相手の理解がないから」と、外部環境のせいにしてしまいがちになります。

あるいは、結果が出ないことに疲弊して、モチベーションが維持できなくなることもあります。

このように、自分でコントロールできない要素がある場合は、一旦「自分の行動にフォーカスした目標」を立てるのがおススメです。

これを「行動目標」と呼びます。

ちなみに、これに対して先の売上などの結果を「成果目標」と呼びます。

例えば、先ほどの例であれば「売上○○万円にする」ためには自分はどうするか、というプロセスに分解して目標を立てるのです。

売上を作るためには商談が必要です。

商談を作るためにはアポイントが必要です。

アポイントを取るためには、リストへの架電やメッセージ送信が必要です。

つまり「何人の顧客候補に声掛けする」とか「何人の方々にメッセージを送る」とか「メルマガを何回発行する」とか、そういった自分の行動そのものを指標にするというのが最初のステップとしてはおススメです。

なぜなら、これらは100%自分でコントロールできるからです。

声掛けするかどうかは相手の事情に関係なく、自分が行動するかどうかにかかっています。

メルマガを書くかどうかも、自分の意志一つです。

そこに「運」や「相手の都合」が入り込む余地はありません。

メカニズム的には、自分の行動があって、それに対する相手の反応があって、その反応に対して最終的に売り上げといった数値に繋がっていく、という流れになると思います。

ですので、一番最初の自分の行動というのを規定することで、最終的なアウトプットというものに繋げていくというイメージになります。

ドミノ倒しの最初の一枚目を確実に倒すことに集中するのです。

なので、自分の行動だけを指標化すると言っても、先の例で言えば売り上げについては気にしないという話にはなりません。

あくまでも、自らの行動に結びつく「地に足のついた行動量」を目標にするところがポイントです。

このようにすると、自分がやるかやらないかになりますので、周囲に対する言い訳をすることができません。

「景気が悪いから電話がかけられなかった」とは言えません。

「雨が降ったからブログが書けなかった」とも言えません。

また、結果として自分がやったかやらないかだけになりますので、達成できなかった場合に、その事実は自分が100%受け止めるしかありません。

これは一見厳しく聞こえるかもしれませんが、実は精神的には非常に健全で楽な状態です。

なぜなら、「自分さえやれば達成できる」と分かっているからです。

自分でコントロールできるハンドルを握っている状態は、ストレスが少なく、前向きなエネルギーを生み出しやすくなります。

このように非常にシンプルな指標になります。

まずは、こういった自分の行動に根ざした数値目標を設けるというのを考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、その先で、その行動が最終的な売り上げなどの目標につながるかを分析するのはまた別の話になります。

行動量達成後に、そこが思いと違うという事であれば、改めて分析するのが良いと思います。

「100件電話したけれどアポが0件だった」のであれば、行動量は達成していますが、「やり方」か「リスト」が間違っているということが分かります。

そうすれば、次は「トークスクリプトを変える」や「ターゲットを変える」といった、新たな行動目標が生まれます。

これもまた、行動しなければ見えてこなかった貴重なデータです。

大切なのは、まず「自分が決めた数をやり切る」という自分との約束を守ること。

その積み重ねが自信となり、やがて大きな成果という山を築く礎となります。

ということで、今日は自らの行動を目標にするということをお伝えしました。

あなたの今日の目標には、どんな数値が設定されているでしょうか。

それは、あなた自身の手で確実に掴み取れる数値でしょうか。

ぜひ一度、見直してみて頂ければと思います。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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