「緊急ではないが重要なこと」が動かない原因とは
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
自分は普段、棚上げプロジェクト完遂コンサルタントとして、クライアントの方々が「これやらないとなぁ…」と思いながら、ついつい後回しにしてしまいがちなことに対して、具体的に動き始められるようにサポートさせて頂いています。
いわゆる「緊急ではないが重要なこと」というやつです。
起業のための準備、新規事業の構想、自己研鑽のための学習、あるいはHPやLPの見直しなど。
重要性は頭では分かっているけれど、目の前の締め切りがあるわけではないので、ついつい忙しいし「後でいいや」となってしまう。
今日は、このような方々が動けない原因と、その重い腰を上げて物ごとを確実に動かしていくための方法についてお伝えできればと思います。
ちなみに、こういった重要だと思いながら動けない原因は、日常の慌ただしさや忙しさのあまり手が付けられないという話が多いですが、一方で、日々の活動において「意識が向いていない」ということも多いようです。
重要だと思いながら、今は手が付けられないので、「いつか」できるようになったらやろうと思ってしまい、そのために結果的に意識から離れて放置されてしまうという状況です。
「棚上げ」という言葉を使っていますが、棚に上げたことすら忘れてしまっている状態と言えるかもしれません。
なので、このような状況の場合、例えばぽっかり一日空いてしまった日があったとしても、その重要なことに取り組むこともなく、他のことをしてせっかくの一日を無駄にしてしまうのです。
「今日は珍しく時間が空いたな。何をしようか」と考えているうちに、スマホを見たり、ネットサーフィンをしたりして時間が過ぎ、「あぁ、あれをやっておけば良かった」と後になって後悔する。
そんな経験はないでしょうか。
人間、やっぱり意識しないと動けません。
逆に言えば、意識さえできていれば、隙間時間であっても有効に活用することができるのです。
では、具体的に動かすためにはどうすればよいでしょうか?
王道としては、やはり「計画を立てる」ことです。
何をいつ実行するかが明確であれば、動きやすくなるのは事実です。
「計画」と聞くと、身構えてしまう方もいるかもしれませんが、これもいきなり緻密な計画でなくとも、最初はラフでもOKです。
「今週の間にこのタスクは終わらせよう」とか、「明日の移動中の空き時間にこの作業を終わらせよう」とか、そんなレベルからでも大丈夫です。
このように思うだけでも、水面下で眠っていた案件が、意識の上に浮上してきますので、着手しやすくなります。
先ほどのぽっかり空いた一日が発生した場合も、「空いた一日で何しよう?」と思うと、「あ、そういえば今週やろうと思っていたあれがあったな」「空き時間でやろうと思っていたことに手を付けよう」と、すぐに脳が検索して答えを出してくれます。
そうやって、意識しやすい環境を整えることが重要です。
まずは、「いつか」という曖昧な言葉を禁句にして、「今週」とか「今日」という言葉に置き換えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、ラフな計画に従って行動することに慣れてくれば、もう少し詳しい計画に落とし込んでいくのがおススメです。
昔、ワタミの渡邉美樹さんが『夢に日付を!』という本を書かれていてベストセラーになりましたが、要は期限を切ることによって、それまでに完了するために何をするか、という行動計画に具体的に落としやすくなるのです。
期限というゴールが決まれば、そこに至るまでの道のりが見えてきます。
ここで一つ、補足させて下さい。
期限の設定を実施されている方は多いかも知れませんが、それだけでは少し足りないのです。
期限(ゴール)だけでなく、「いつから着手するか」、すなわち「開始日」もちゃんと設定しましょう。
これが、棚上げ案件を完遂させるための秘訣と言っても過言ではありません。
そのタスクにどれだけの時間が掛かるかをちゃんと考えて、いつまでに終わらせないといけないから、逆算すると、いつから開始しないと間に合わない、と計画段階で想定しておくのです。
たまにあるのが、期限だけ設定して、3日前に始めたものの、実は5日掛かるタスクだった…というパターン。
手を付けた段階から、日程を守れないのが確定しています。
これは、夏休みの宿題を8月31日に始めて絶望するのと同じ構造です。
仕事であれば、期限を守れないことは信用問題に関わりますし、自分との約束であれば、自己肯定感を下げる原因になってしまいます。
このような状況に陥らないためにも、期限と着手予定日を明確にしておく必要があるのです。
「この資料作成は締め切りが来週の金曜日だ。完成には実働で10時間は掛かるだろう。他の予定も考えると、1日2時間ずつ進める必要がある。ということは、遅くとも月曜日には着手(スタート)しないといけない」
このように逆算して、「月曜日に着手」という予定をスケジュール帳に書き込むのです。
ここまで具体化しておくと、後回しにしがちな重要なことも、具体的に動けるようになるでしょう。
「まだ締め切りまで時間がある」ではなく、「もう着手しないと間に合わない」という健全な危機感を持つことができます。
ちなみに、これでも日常の忙しさに引きずられて計画通りに進まないことは当然あると思いますが、その際のリカバリについてはまた別の機会にお伝えさせて下さい。
計画はあくまで予定であり、未来を縛る鎖ではありません。
ズレたら直せばいいのです。
その修正も、計画があるからこそできることです。
今日のところは、まずは可能な範囲でラフでも構わないので、計画しましょうという事だけお伝えしておきます。
「いつか」やろうと思っていることがあるなら、手帳を開いて、その「いつか」を具体的な「日付」に変えてみて下さい。
その瞬間から、あなたの止まっていた時間が動き出します。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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