「支援すること」と「任せること」の境界線を明確にする

おはようございます。

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

今日はいつもと趣向を変えて、自分がクライアントを支援する上で大切にしていること、大切だなぁと思っていることをお伝えさせて頂きます。

あなたが誰かと協力してタスクを進める上で、あるいは誰かの成長を支援する立場にある場合、多少はお役に立てるのではないかと思います。

さて、自分がクライアントに接する際に最も意識していること。

それは、自分はクライアントの行動喚起のための支援は行えますが、最終的に行動するのはクライアント自身であるという意識です。

よく言われることわざに「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」というものがあります。

(クライアントの方々を馬に例えてしまい大変申し訳ありません…)

しかし、この言葉は支援の本質を突いています。

最終的に意思決定をして、行動を起こすのはクライアント自身なのです。

だからこそ、自分の関わり方は、最終的に行動につながるようにクライアントに腹落ちして頂くことと、行動のためのモチベーションを持ってもらうことを大切にします。

そして、そのための意思決定をして頂くために一緒に状況を整理したり、課題を抽出してその改善のための打ち手を見出したり、計画の立案や見直しを行ったりします。

要はプロジェクトマネジメントに関わることすべてにおいて、クライアントに寄り添って一緒に解を導く支援をしているということです。

加えて、ここで大切にしているのは「当事者意識」をもって対応することです。

自分事化して、すべての事象に自分が責任を持って対処する前提で、どうすべきかを組み立てていくという感じです。

なので、計画や打ち手の検討に関しても、絵に描いた餅をさらっと提案したり、机上の空論をそのまま流してクライアントに任せたりということはしません。

本当に実行できるか、そのためのリソースは確保できそうか、リスクは何かを、完全に見通せないにしても、クライアントと同じ目線で真剣に評価するようにしています。

このように自分はプロジェクトチームの一員であるという認識のもと、ご支援をしているつもりです。

ただ、事実として、実際の自分は外部の人間であり、プロジェクトの実働メンバではありません。

また、冒頭に触れたとおり、水辺に行くところまでしかサポートできません。

水を飲む、すなわち「実行する」のはクライアント自身であるということは、お互いに強く理解しておく必要があります。

これは、役割の明確化と言いますか、お互いの相手に対する期待値、すなわち「どんな成果をもたらしてくれるかの責任範囲」をちゃんと理解しておく必要があるということです。

そうでないと、本来の範囲を超えて「相手がやってくれない」といった誤解が生じることもありますし、状況が悪いのを相手のせいにしてスタックしてしまいかねません。

このあたりの役割分担と責務はしっかり認識合わせしておく必要があります。

まぁ、一言で言うと「信頼関係」かもしれません。

ここまでは安心して任せて、あとは自分が実行するというお互いの認識が合致していることが重要だと言えるでしょう。

そのような健全な関係性の中で自分の役割をしっかり発揮し、成果につなげるという営みを続けていくことが重要になると思います。

まとめると、誰かと一緒に行動して成果を追求するときは、お互いの役割分担と責務をしっかり認識合わせして、それを前提に結果を出すことが重要だと思います。

あえて境界線を引くことで、お互いが最大限のパフォーマンスを発揮できるのです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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