「優しさ」の中に隠された「改善のヒント」に気づけるか

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

普段、活動をしている中で、一生懸命やっているのに、なんとなく歯車が噛み合わない。

成果が出ているのか出ていないのか、手応えがいまいち感じられない。

そんなモヤモヤを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

本日は、そんな時に大切にしたい「素直さ」と「隠されたフィードバック」についてお伝えさせて下さい。

私たちは日々、目の前のタスクに全力を注いでいます。

「クライアントのために」

「プロジェクトの成功のために」

そう思って、汗をかき、時間を使い、知恵を絞っています。

しかし、ビジネスというのは難しいもので、こちらの熱量と成果が必ずしも比例するとは限りません。

自分が「これだ!」と思って出したアウトプットが、相手には響かないこともあります。

逆に、自分では「まだまだ完成度が低いな…」と反省していても、相手からは「助かりました! ありがとう!」と感謝されることもあります。

この「評価のズレ」は、仕事をしている以上、必ず発生するものです。

相手はそれなりに価値を感じてくれているけれど、自分自身が納得できていない。

あるいはその逆で、自分は満足しているけれど、相手は不満を持っている。

特に注意が必要なのは、後者のパターンです。

そして、もっと厄介なのは、相手が明確に「不満です」と言ってくれないケースです。

一般的なビジネスシーンにおいて、面と向かって「あなたのやり方は間違っています」「能力不足です」と指摘してくれる人は、実は稀です。

多くの人は、関係性を壊さないように、あるいは相手を傷つけないように、オブラートに包んだ表現を使います。

ここで問われるのが、「素直さ」であり、「聞く耳」です。

明確な否定やネガティブな言葉でなくても、私たちの行動を変えるためのヒントは、実は日常会話のいたるところに転がっています。

相手が発する、一見「優しさ」や「フォロー」に見える言葉。

その裏側に隠された「真意」を読み取ることができるかどうかが、成長の分かれ道になります。

具体的な例を挙げてみましょう。

例えば、クライアントや上司から、こんな言葉をかけられたことはありませんか?

「あの件、もうすぐ期限ですけど、大丈夫ですか? 何か困っていることはないですか?」

一見すると、気遣ってくれている優しい言葉に聞こえます。

「ありがとうございます、順調です!」と元気に答えてしまいそうです。

しかし、この言葉の裏には、相手のこんな不安が隠されているかもしれません。

「進捗が見えないから不安だ」

「報告がないけれど、本当に着手しているのだろうか」

「このままだと遅れるんじゃないか」

もし、相手があなたの進捗を完全に信頼し、安心しきっていたら、わざわざこんな確認はしません。

この言葉が出てくるということは、あなたの「報告の頻度」や「状況の可視化」が、相手の期待値に届いていないというシグナルなのです。

もう一つ例を挙げましょう。

会議に関して、会議後に一緒に参加している方からこう言われたとします。

「もしよければ、この場のファシリテーション(進行)、私が引き受けましょうか?」

これも、「助けてくれるなんてありがたい!」と喜んでいる場合ではありません。(もちろん、その場は感謝して受けるべきですが)

この言葉の裏には、

「議論が散らかっていて、ゴールに向かっていない」

「あなたの仕切りだと、時間が無駄になりそうだ」

という、無言のメッセージが込められている可能性があります。

これらを、「単なる親切」と受け取るか、「改善へのフィードバック」と受け取るか。

ここで大きな差がつきます。

もちろん、いちいち言葉の裏を読んで「自分はダメだ」と落ち込む必要はありません。

ネガティブになる必要は全くないのです。

大切なのは、その事実を「真摯(しんし)」に受け止め、

「あ、相手を不安にさせてしまったんだな」

「自分の進め方には、改善の余地があるんだな」

と、素直に認めることです。

「いや、自分はちゃんとやっている」

「相手が勝手に心配しているだけだ」

と、変なプライドで反発してしまうのが一番よくありません。

それでは、せっかくのヒントをドブに捨てるようなものです。

相手の言葉をヒントにして、多少でもいいから、日々改善を意識すること。

「期限の確認をされたということは、次は聞かれる前にこちらから中間報告を入れよう」

「ファシリを代わってもらったということは、次はもっと落としどころに向けて情報収集と議論のストーリー立てに時間を掛けよう」

そうやって、自分の行動を微修正していくのです。

その結果、すぐに相手の評価が変わるかどうかは、一旦気にしなくて構いません。

「結果、どうなっているか」は、相手の心の中にあるものであり、コントロールできないからです。

大切なのは、自分がそのシグナルに気づき、「改善に向けた行動を取った」という事実です。

行動を変えれば、一定確率で成果が変わります。

もしかしたら、相手は「お、こちらの意図を汲んでくれたな」と満足してくれるかもしれません。

あるいは、それでもまだ満足しないかもしれません。

逆に、相手は満足していなくても、自分としては「ここまで配慮してダメなら仕方ない」と、自分の中での及第点(納得感)を得られるかもしれません。

仕事というのは、必ずしも常に「100点満点」を目指さなければならないものではありません。

お互いが違う人間である以上、100%分かり合えることは不可能です。

独りよがりになってはいけませんが、相手との関係性の中で、「落としどころ」を見つけること。

「今回はこのレベルで合意できれば良しとしよう」

「相手の最低限の不安は解消できたからOKとしよう」

そうやって、柔軟にゴール設定をすることも、長く走り続けるためには大切です。

でも、その「落としどころ」を見誤らないためには、やはり相手の微細なサインを見逃さない「素直な心」が不可欠です。

周囲の意見に耳を傾ける。

フォローして頂ける言葉の裏にある「期待」や「不安」を想像する。

そして、それを自分の行動にフィードバックする。

このサイクルさえ回っていれば、私たちは必ず成長できます。

そして、そんな姿勢で仕事に向き合っている人は、周りから見ても「応援したい人」「一緒に仕事をしたい人」に映るはずです。

自分の中にある「慢心」や「頑固さ」を外に追い出して、「素直さ」や「謙虚さ」を自分の内に呼び込む。

そんな風に考えてみるのも良いかもしれませんね。

あなたの周りには、あなたを成長させるためのヒントが、きっとたくさん隠されています。

それを見つけに行きましょう。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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