「ハラ落ち」しないと人は本気で動けない
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
目標を設定して行動しないといけないことは分かっていながら、なかなか動けないという方もいらっしゃると思います。
今日はその動けない状況について、対策の一つをお伝えできればと思います。
やらないといけないことは見えているのに動けていない方、その原因は一体何でしょうか?
時間がないことや優先順位を下げてしまっているなどいろいろ原因はあると思います。
しかし、大きな要因の一つとして、その目標達成に向けた行動が「ハラ落ち」できていないことがあると考えます。
いかがでしょうか?
あなたにも思い当たるところがあるのではないでしょうか。
例えば、目標が設定されていて、それに対するアクションも決まっている状況において、本当にそのアクションをやり続ければ目標に到達できるか、がハラ落ちできていないという場面があるのではないかと思います。
「本当にこれをやっていて意味があるのだろうか」
「もっと効率的な方法があるのではないか」
そんな疑念が頭の片隅にある状態です。
このような状況であれば、仮に何か行動を起こしたとしても、意識的でないにしても最大出力が発揮できず、自然とサボったような状況になってしまいがちです。
あるいは、本当に意味があるかないか、という考えにとらわれすぎると、そもそもそのアクションをすら起こさなくなるという状況も発生し得ます。
そうすると結局のところ、目標とそれに対するアクションが決まっていながら、行動できないという状況から抜け出せなくなるのです。
では、このような状況に対して、どのように改善していけば良いでしょうか。
話の裏返しのようで大変恐縮ですが、ハラ落ちできてない状況であれば、やはり自分の中で「ハラ落ち感」を作るしかないと思います。
このアクションをすることに自分にとっての本当の意味がある、と思って行動することで、物事を前に進められるという話です。
しかし、ここで一つ強く意識して頂きたいことがあります。
それは、目標達成に向けて定めたアクションを実際に行動したとして、必ずしも目標達成に繋がらなくても良いということです。
ここが多くの人が勘違いしているポイントかもしれません。
「ハラ落ち」というのは、「この行動をすれば100%成功する」という確信を持つことではありません。
未来のことは誰にも分かりませんので、そんな確信を持つことは非常に困難です。
そうではなく、「この行動をすることが、今の自分にとって必要な検証作業である」ということにハラ落ちするのです。
自分が目標達成に向けて本当に必要なアクションであると認識さえすれば、その因果関係が確実に証明できなくてもその時点では問題ありません。
ではどうするかと言うと、本気の行動に対しては本気の結果が現れるので、それを分析するということです。
そして、仮にそれが目標達成に近づけない行動だったとして、それは本気の行動から生まれた「目標と現在地のギャップ」という形で明確になってきます。
中途半端な行動からは、中途半端な結果しか生まれず、何が悪かったのかという分析もできません。
しかし、ハラ落ちして全力で取り組んだ結果であれば、たとえ失敗であっても、そのデータは極めて純度が高く、価値があるのです。
ここが明確になれば、今後どのように改善すればいいかを見出していけることになります。
いつもお伝えしている通り、計画を立てたからと言って、その計画が100%達成できるとは限りません。
計画表の効果的な活用方法の一つは、現状と計画とのギャップを明確にし、PDCAでそのギャップに対してアプローチしていくということです。
なので、ハラ落ちした上で一旦行動を起こし、それが仮に不発に終わったとしてもその原因を分析し、改めて目標に対する行動設定をして、その行動を改めて本気で行い確実な成果につなげていくということが重要です。
「成功するための行動」ではなく、「次の一手を見出すための行動」だと定義し直せば、ハラ落ちもしやすくなるのではないでしょうか。
このような行動を続けていくと、確実に行動量、そしてそこから発生する結果が積み重なっていきますので、徐々に目標達成が近づいて来るはずです。
結局のところ、確実に成果をもたらすということは何においても言えませんので、自分が本気でそれに取り組めて、目標にアプローチできる状況にいかに持ち込むかということが重要になると思います。
そのように考えて、自分の置かれた環境や、進むべき道の場づくりというものも意識して、今後のアクションに向けて整えて頂ければいいかと思います。
是非、ハラ落ち感を持って確実なステップを刻んでいきましょう。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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