「とりあえずやってみる」のその前に
おはようございます。
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
今日は、目標達成に向けて「準備」がいかに大切かという話をさせて頂きます。
「とにかく行動あるのみ」「まず、やってみよう」
その力強い一歩は、もちろん価値あるものです。
しかし、その一歩が、無謀な、そして、あまりにも非効率な挑戦になってしまってはいないでしょうか。
例えば、富士山に登るという目標があったとします。
その時、多くの人は山頂の気候や、ルート、必要な装備などを入念に調べてから挑戦するはずです。
決して、下界が暑いからといって、半袖、短パン、サンダルのまま、いきなり登り始めるということはないでしょう。
しかし、こと自らの人生における目標達成という険しい山に対しては、意外と多くの人がこの「サンダル履きの登山」のような、無謀な挑戦をしてしまっているように自分には思えるのです。
まずやってみて、そこからフィードバックを得て先に進んでいく。
そのやり方自体は、決して間違いではありません。
しかし、どうせなら、その試行錯誤の時間をショートカットできるのであれば、それに越したことはないはずです。
それこそが「下調べ」であり「準備」なのです。
準備とは、決して不確実な未来を100%見通すための魔法ではありません。
準備とは、あなたのこれからの挑戦を「闇雲な試行錯誤」から「仮説検証型の知的な試行錯誤」へと進化させるための、極めて重要なプロセスなのです。
準備を怠った挑戦から生まれる失敗。
その失敗から得られる学びは「この方法はダメだった」という漠然とした事実だけです。
一方で、しっかりと準備をした挑戦は、たとえ計画通りに進まなかったとしても、その全てが価値ある「学び」へと変わります。
なぜなら、準備とはいわば「仮説」を立てる行為だからです。
「この目標に対して、このアプローチを取れば、このような結果が得られるはずだ」という、あなただけの仮説。
そして、もしその仮説が上手く行かなかったとしたら。
それは、単なる「失敗」ではありません。
「自分が立てたこの仮説は間違っていた」という、極めて具体的で、価値あるフィードバックを得た、ということなのです。
そして、あなたは、そこから次の問いを立てることができます。
「なぜ、この仮説は間違っていたのか?」「では、次にどんな仮説を試すべきか?」と。
あなたが事前に考えた仮説に対して、何が間違っていたかという観点で、フィードバックを得られるため、学ぶスピードが格段に違ってくるのです。
先が見通せない、ということと、準備を怠る、ということは、決してイコールではありません。
むしろ、先が見通せない不確実な時代だからこそ、私たちにできる唯一で最強の武器。
それが「できる準備は、すべてやり尽くす」という覚悟なのです。
どうか、あなたの価値ある挑戦を無謀な、ぶっつけ本番で終わらせないでください。
その一歩を踏み出す前に、一度立ち止まり、自らの「登山計画」を見つめ直してみませんか。
【あなたの挑戦への準備計画書】
1. 「山頂」を定義する
・目標達成した状態とは、具体的にどんな状態か?
2. 「地図」を読み込む
・過去に同じ目標を達成した先人たちの知恵(本、ブログ、体験談)から、何を学べるか?
3. 「天候」を予測する
・今、あなたが挑戦しようとしている市場や環境は、どんな状況か?追い風か、逆風か?
4. 「装備」を点検する
・その目標を達成するために、必要なスキル、知識、資金、協力者は?今、自分に足りないものは何か?
5. 「登山ルート(仮説)」を決定する
・上記の1から4を踏まえ、現時点でベストだと考えられる具体的な最初の一歩は何か?
この地道で、しかし、不可欠な準備こそが、あなたの挑戦の成功確率を劇的に引き上げてくれます。
そして、その上で、予測不能な壁にぶつかった時にこそ、初めて、あなたの本当の「試行錯誤」の力が試されるのです。
しっかり準備を整え、あなたの人生の頂を目指して頂ければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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